透析データ No.6 (
平成26年1月〜6月末まで )
平成26年1月1日(水)今年最初の透析に行きました。通常より30分早く家を出て、病院には、AM8時頃には、着
きました。既に、数人の患者さんが、来てみえ、待合室で透析室の戸が開くのを待ってみえた。
年末からは、会社が休みになったからでしょうか、夜の患者さんが一人みえるようで、透析時間中、起き上がって、
ベットで、透析終了まで携帯型パソコンで打ち込みをしてみえた。
元日には、思いきってその方に声を掛けた。何と6時間透析の患者さんであった。てっきり、この病院は、夜でも、
昼でも透析時間の最大は、5時間とばかり思っていた。この病院の院長先生は、何と太っ腹な先生でありましょう。
それ故、私は、5時間の透析で、最大限の透析効果をあげるべく、血液流量を高める方向へと向かっていた。
今年は、そうした方向だけでなく、透析時間の延長をも視野に入れた透析が、可能性大であるという実感を持ちえ
ました。
血液流量は、400ml/分で、一旦留め、6時間透析への時間延長を申し込もうと心に決めた次第です。( 平成26
年1月3日 記載)
当医院では、私の血液検査では、通算3回目の溶血 1.透析データ
血液検査データ H26/ 1/ 6 9.0)
血液検査データ H 26/ 1/ 20
透析前 透析後 除去率 透析前 透析後 除去率
尿素窒素(mg/dl) 71.1
11.9 83.4% 尿素窒素 65.1
11.6 82.2%
クレアチニン(〃) 12.22
2.82 76.9% クレアチニン
11.63 2.86 75.3%
カリウム(mEq/l) 4.6
4.0
(溶血2+) カリウム 4.4
3.4
カルシュム(mg/dl) 8.9(補正9.0) 10.2
カルシュウム
8.7(ホセイ 9.0) 9.9
リン (〃) 5.6
2.3
( 〃 ) リン 4.6
2.2
尿酸 9.2
1.2 尿酸 8.5
1.1
アルブミン値 3.9 アルブミン値
3.7
ヘモグロビン(g/dl) 11.9 ヘモグロビン 11.9
ヘマトクリット 36.1 ヘマトクリット
34.5
B2-MG 19.1
3.2
83.2% B2-MG
19.5 3.0 84.6%
i-PTH
122
i-PTH
140
血糖値
113
Kt/v値 2.09 Kt/v値 2.02
QB
390 QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
年が変わり、最初の血液検査。補液量を10ℓ少なくした8ℓ/時であり、総量は40ℓにしました。アルブミン値が、や
や減少傾向を示していましたので、減少を抑える為の措置として行って頂きました。一回のみですので、はっきりとは
確定出来ませんが、抑えられる可能性はありそうです。
しかし、B2-MG値は、逆に落ちるのではと推測し、測定して頂きましたが、前 19.1 後 3.2であり、やはり下が
っております。
この月には、もう一回の血液検査がありますので、再度検査して頂けるかと。
溶血2+という事であり、これでこの病院での血液検査は、5年間弱で通算 私だけで3回目を数えました。
尿素窒素の前 71.1後 11.9 除去率 83.3%。除去率は、過去最高。(透析血液流量も、過去最高の390
ml/分にしたからでしょう。)
最近は、リンも透析でほとんど抜けているようで、リン吸着薬は、一日置きの透析では、飲んでいません。二日空く
透析をしない2日目にのみ、ホスブロック錠を毎食前1錠飲んでいます。やや薬の効果が出なくなってきているかと。
血圧も、夕方以降に、高い方が140を越える時のみ血圧降下剤を飲んでいます。が、ほとんど飲まなくてもいい日
が多いです。こうした状況は、5時間透析 透析血流を380ml/分以上にしていった頃からは、こうした使用でよくな
ったようです。(平成26年1月11日 記載)
血液検査で溶血という記載が、個人データには、書かれているようです。透析をし始めてかれこれ10年になろうとし
ています。現在の透析病院は、転院3回目の病院です。2回目までは、約5年弱経ておりますが、その時には、血液
検査データに溶血という記載は、只の1回もありませんでした。
現在の病院になって、2年強経った頃、個人データ欄の上の方にコメントとして溶血と書かれていました。それが、1
回目の事でありました。病院側から一切説明がなく、分かりませんでしたので、その当時のチーフナースさんに何なの
でしょうか。とお聞きしました。
「赤血球が、壊れ、ヘモグロビンが、溶け出した事を言う。」と教えて貰いました。今まで無かった事柄でしたので、「」どう
して壊れたのでしょうか。」とお尋ねいたしましたが、要領を得ず、「今までにもあった事でしょうか。」とお聞きいたしました
ら、「よくある事ですから心配いりません。」とお答えになったと記憶しております。
インターネット上で、よく分かりかねましたので、調べていくと、「ままある事のようです。」患者サイドの血液の脆さが、原
因で起こることもあるとか。それは、溶血性貧血の患者さんである場合とか。大抵は、血液検査をするナースサイドの問題
ではないかという説明もありました。成る程、要領を得ない説明は、この事があったからかと推察いたしました。
しかたがないので、Drの回診時、血液検査の個人データを渡す時、溶血があった場合、何も言わずに患者に渡さないで
溶血がありましたよと口頭で伝えながら渡して欲しいと依頼いたしました。Drは、最初何を私が言っているのか、よく理解
できなかったようですが、ほんの一時経ってから「分かりました。」とだけ言われたと記憶しております。きっとご存知なかっ
たのでしょう。
検査機関からは、個人データより先に数値が、届いているようで、その数値には、溶血という記載は、一切ないとお聞き
きいたしておりましたし、個人データのみに記載されているだけのようでした。その為、Drは、ご存知ない状況で、回診時
患者さんに血液検査データをみて話されているのでは・・。現在でもそのままのようでありましょう。
その後、私に説明しておられた若いチーフナースさんは、寿退職されたと言うことのようです。その後もあり、今回で3回目
であります。勿論同一人物ではなく、3回とも違ったナースさんではありました。
3回目でありましたので、これって始末書ものではないかと思い、それとなくチーフナースさんにだけそっと言いました。そし
て、Drにも伝えるべきではと余計な事ではありましたが、つい言ってしまいました。その方が、溶血対策が、きちんと行われ
るのではないかと思ったからであります。
すると、そのチーフは、しばらく経ってから、「溶血データの患者さんが、5人ほどありましたから、血液検査機関での問題
かも知れませんから、問い合わせいたします。とDrに伝えました。」とわざわざ言いにみえました。
その結果次第で続きを書くことになりましょうか。(平成26年1月16日記述)
Drにも、後日 溶血の事を回診時話しますと、案の定、溶血し易い患者さん体質の事を話され、まとめて溶血患者さんが、
出た事については、何も言われませんでしたので、聞かれていなかったのか、知っていても、知らぬ顔をされていたのか。
真相は、藪の中。きちんとした対応は、されないのがお決まりのコースのようです。
1月20日(月) 2回目の血液検査の日でした。昨年の12月は、この病院ではレントゲンを撮る予定月でありましたが、
市の健康診断の予定が入っていた為、レントゲンは、1月にまわして貰いました。昨年の12月に健康診断でレントゲン
をとり、わざわざ観させて頂きましたら、何とまた、右肺下が、ほんの少し写っておらず、また、水が溜まった状態になって
いました。その担当Drは、水の残りに対して、透析病院のDrと相談して下さいとしか言われませんでした。
当院は、DWの検討は、3ヶ月に1回位でありましょうか。ほとんどの患者さんは、DWについてあまり神経質ではない
ようで、Drの言うがまま。私に限れば、私から言わなければ、現場のナースさん、Drから私のDWについての提言は、ま
ったくと言ってよいくらいありません。少しくらいの水の滞りは、問題外なのでしょうか。血圧低下については、神経質と言
うくらい患者さんに対して対応されているようです。
今回は、レントゲン写真は、すっきりと写っていました。1月のDWは、冬バージョンなので、パジャマの上にチョッキと
腹巻を着用していますので、夏と比べて0.3Kg分多くなっていますので、病院内の体重計では、実際の体重から0.3
Kg分引いてDWを表示しています。実質77.7Kgを現在のDWとし、更に0.2Kg加算して徐水しております。例えば、
体重計の表示が、79.0Kgであれば、実際は、78.7kg。78.7−77.7が、増えた分。でありますからその差は、1
Kgとその日の昼食分と返血時の生理的食塩水分0.8Kgを足して1.8Kgを徐水するのですが、更に1月は、0.2Kg
分加算して、2Kgの水分を体から取り除いてやっと、正常なレントゲン写真になったようです。去年の12月にレントゲン
を撮ってから、毎回このように徐水をしてでありました。それでも、声枯れはなく、血圧も透析終了時 110台をキープし
ていました。
只、昨年の12月頃から左足に違和感がでるようになり、運動量は激減いたしました。歩き始めると、左足膝が痛み、
それを庇って歩くうち、左太ももにも鈍痛がでるようになってしまったからです。現在は、やや快方に向かっておりますが、
長い距離の歩行は致しておりません。それまでは、順調に食事の量はかえないで、運動量を多くして、数ヶ月かけて、D
Wを3Kg弱落としていました。そうした関係で、適切なDWの設定が出来ず、しかたなく、自分自身で、加減して、徐水を
していたのが、現状でした。そうした事をナースさんに話しておりましたが、Drには、伝わっていないかのようでした。
この病院のDrは、患者の声に対して、高飛車に出てみえることが多く、大抵の患者さんは、言いたいことの10分の一
も言ってみえないのでは(ほとんど何も言われない方が多いかと。)と思われます。昔からそのようにDrは接してみえるか
らでしょう。( 平成26年1月22日 記載)
1月の2回目の血液検査データをもらった。前回とまったく同一条件ですが、2回目は、BUN・クレアチニンの除去率が、
ほんの僅か落ち、B2-MGは、反対に若干除去率が上がっていた。アルブミン値は、3.7とやや落ち込んでいた。が、まあ
こんなものでしょう。Drからは、頭打ちでしょうとも言われた。3月までは、血流を5ml/分ずつあげていこうと思っています。
その後は、時間延長を言おうかと思っていましたので、少し早い所で、時間延長を言いましたら、どれくらいまでとDrが、
言われ、6時間までは・・・。と言った途端、「貴方だけのために透析はしていません。」 と、けんもほろろの反応でした。
かって血液流量を300ml/分以上に挑戦したいと病室へみえたDrにお話した時も、この時と同様な対応であり、これ
以上の事を望まれるのであれば、他所にそのようにされている透析病院もありますからそちらへどうぞと言われていた。
今回も、病室での会話であり、これ以上の時間延長であれば、他所の透析病院へどうぞという対応でありましょうか。
(こうしたけんもほろろの病室の対応は、多分に他の患者さんへの配慮もあるのはないかと。私の感想であります。)
当院の夜の患者さんで6時間を許可された方もあるようですから、私も粘り強く交渉していくつもりです。(平成26年1
月24日 記載)
平成26年1月29日(水)の透析日に、Drが回診時、6時間透析であれば、昼の部は、無理ですが、夜であればという
事を言われました。細かい事は、チーフと相談との事。うれしい事ではありました。(平成26年1月30日 記載)
1.透析データ
血液検査データ H26/ 2/ 3
血液検査データ H 26/ 2/ 17
透析前 透析後 除去率(%) 透析前 透析後 除去率 (%)
尿素窒素(mg/dl) 62.9
11.0
82.5 尿素窒素 58.4
10.3
82.4
クレアチニン(〃) 12.17
2.99
75.4
クレアチニン 11.96 2.83
76.3
カリウム(mEq/l) 4.0
3.0
カリウム 4.0
3.1
カルシュム(mg/dl) 8.8
10.0
カルシュウム
8.5 (9.0)
9.8
リン (〃) 5.6
2.1 リン
4.6
2.1
尿酸 9.4
1.3 尿酸
9.0
1.2
アルブミン値
アルブミン値
3.5
ヘモグロビン(g/dl) 11.7 ヘモグロビン 11.6
ヘマトクリット 34.2 ヘマトクリット
35.3
B2-MG
B2-MG
20.1
3.4
83.1
i-PTH
111
i-PTH 121
血糖値 117
Kt/v値 2.01 Kt/v値 2.03
QB
395 QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
針 15G 5時間透析 補液 8リットル/時
2月最初の血液検査結果が出ました。前回と大差ない結果かと。ややリンの値が高いかと思います。日曜日のみリン吸着
薬を服用しておりますが、インタクトは、前回より下がっておりますが、リンが高い。本来ならリンが高いのであれば、インタク
トも高く出てもよさそうなものですが・・・。よく分からない現象ではあります。(平成26年2月6日 記載)
2月2回目の検査では、アルブミン値が、3.5に落ちました。来月も3.5であれば、血液濾過(HDF)透析は、中断され、HD
(血液)透析に変更とか。Drは、透析によるアルブミンの漏出ではなく、食事関係での現象なのでは・・と言ってみえましたが・。
食事は、あまり変わっていないとは思っていますが・・・。この検査前の土・日には、久しぶりに畑仕事を連日行い、体重もそ
れ程増えていなかったかと。これからは、春に向けて、野菜等の植え付けの為の土つくりが、日課となってきましょうか。
現在は、透析を始めた頃の2・3年間と比べ、かなり体を動かす事が出来るようになっております。これも、5時間透析、透析
血液流量を300ml/分以上に徐々に上げていった事によるのではないかと思っております。(平成26年2月24日 記載)
血液検査データ H26/ 3/
3
血液検査データ H 26/
3/ 17
血液検査データ
透析前 透析後 除去率 透析前 透析後 除去率
尿素窒素(mg/dl) 61.4
9.2 85.0 尿素窒素 70.9
11.7
83.5
クレアチニン(〃) 12.28
2.85 76.8 クレアチニン 12.26
2.92
76.2
カリウム(mEq/l) 4.4
3.2
カリウム 4.3
3.3
カルシュム(mg/dl)
9.1
10.6 カルシュウム 9.1
9.4
リン (〃) 4.3
2.3 リン
6.6
2.4
尿酸 8.9 1.0 尿酸 9.1
1.2
血糖値
114
ヘモグロビン(g/dl) 11.8 ヘモグロビン 12.3
ヘマトクリット 35.0
ヘマトクリット
36.7
アルブミン値
4.0
i-PTH
147
i-PTH 150
Kt/v値 2.23 Kt/v値 2.06
QB 400
QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
但し、次回からは、補液のみ10ℓ/時に変更 ( アル
針 15G 5時間透析 補液 8リットル/時 ブミン値が、4.0に戻った為)
透析前 80.0 後 77.8Kg DW 78.0Kg 透析前 78.8 後 77.5Kg DW 78.0Kg
血液流量 400ml/分の最初の結果であります。尿素窒素の除去率も、過去最高、クレアチニン除去率も、同様。Kt/v
値も 2.23と過去最高となりました。問題は、3月の2回目の血液検査でのアルブミン値の値。Drからは、400ml/分に
すれば、当然必要な物も、多く除去されるとの事。アルブミン値が、3.2とか3.0となるようであれば、血液流量を下げなく
てはとも言われた。
今の所、私の肝臓は、正常に働いていると思いますので、しっかり食事を取れば、問題は無い筈。只、弱冠肝臓に、脂肪
かんがあるようですとは、ずっと言われております。
1年に1回 3月に内臓脂肪やら皮下脂肪の検査、エコーでは写りにくい肝臓の検査も兼ねてCTをしております。3月14日
(金)が予定日とか。どの位脂肪が減少しているか。昨年末から膝が痛くなり、余り歩く事をしておりませんので、横ばいかな
とも思います。 ( 平成26年3月7日 記載 )
CT検査から分かった私の皮下脂肪・内臓脂肪の指数について
年 H24 H25
H26 この記録をみる限り、落ち難いと言われている
皮下脂肪面積(平方cm) 184.4 163.0 126.0 皮下脂肪は、前年と比べ、大幅に下がっており、
皮下/全体脂肪比 0.53 0.56 0.44
昨年末より左膝に痛みが出なければ、内臓脂肪
も相当落ちていたのでは・・。落ちやすい脂肪は、
内臓脂肪面積(平方cm) 162.1 130.4 159.7 リバウンドもはやいのであろうか。
内臓/全体脂肪比 0.47 0.44 0.56 前年より、相当多くなっていた。僅か2ヶ月と少々
実施月( CT検査 ) 1/20
3/6
3/14 の期間にです。
胸部レントゲン実施
1/30
3/11
3/10 それ故であろうか、3ヶ月毎のレントゲンでは、
肺に弱冠水が溜まったようです。次のレントゲン
までは、DWの調整がされていませんから。
既に、透析データの拙稿にも、度々記載しておりますが、苦い経験が私には、あります。それは、現在の透析専門病院
の前の透析専門病院での事ではありますが、所謂徐水のし過ぎによる弊害が、起こったことです。徐水のし過ぎでは、し
ばしば、声枯れ、足の痙攣等は、起こりうることではありますが、もう少しひどい症状が出ておりました。その当時の私には
その現象が、何故起こるのかは、分かりませんでした。よく高い山に登ると耳が、ツーンとして、直す為には、鼻と口を閉
じ、耳に圧力を掛ければ、直る事がありますが、透析後そうした症状が、1週間程続いていましたので、勿論直す手立ては
何度も行いましたが、少しも直りませんでした。病院でも、ナースさんに、そうした症状があると言うことは、伝えておりました
が、聞かれるだけで、何らの手立てもして頂けませんでした。思い余って、近所の耳鼻科へ生まれて初めて行きました。
耳鼻科の先生曰く、「貴方は、透析患者さんですね、脱水のし過ぎです。」あっさりしたものです。「ついでに、耳垢も取って
おきましょう。」と言って、耳の中へ器具を入れ、筒型になった耳垢をきれいに取り出されました。
丁度そこには、私が通院している透析専門病院で働く娘さんのお母さんが、働いてみえ、こうした情報が、きっと娘さんに
伝わるのだろうと思っていましたが、やはり、守秘義務があるのでしょうか、まったく伝わらず、仕方がないので、主任ナース
さんに、事の顛末を伝えましたが、それっきり。何らの反応もありませんでした。徐水のし過ぎである事をご存知だったのか、
知らなかったのか患者の私には、判りかねました。事ほど左様に、患者の多い透析病院では、素っ気無いものであります。
或いは、その日その日の事で手一杯で、よく理解されないまま透析に従事されているのであろうか。病院に非は無いとで
も言わんばかりの対応が、お決まりのコースかと。
そうした一例ではあります。
年配のナースさんに、HD透析とHDF透析の事で、この以前私が通院している透析病院の透析は、どちらですかと聞いた時、
HDF透析であると教えて頂いた。傍で聞いていた有能な一目置かれている女性の技師さんが、その答えたナースさんを呼ん
で、「違う事を教えてどうするの、HD透析ですよ。訂正してきなさい。」と小声ではありましたが、強い口調で注意されていまし
た。知らないでも透析業務に従事出来るのだとこの時知りました。
後日、その年配のナースさん、小声で、「私、久しぶりに透析に関する書物を読んだわ。」と打ち明けられました。
現在の透析病院に変わってからも、徐水のし過ぎは、多々ありました。転院して間もなくの頃、今まで、最高血圧は、130
を下回る事はありませんでしたし、勿論血圧降下剤(かの有名な疑惑を持たれている製薬会社の薬)を飲んでもです。下の
血圧は、100を切ることは、絶対にありませんでしたが、転院後、HDF透析のお陰なのでしょう、下は、100を切り、80台、
上の血圧は、110台を前後。降下剤を飲まなくても良いくらいでしたが、血管を丈夫にするという触れ込みもあり、ずっと飲
んでいました。
所が、その内、最高血圧が、100を切る状態になり、その上、歩行(運動)をよくしなさいとDrからも言われ、20〜30分毎
日、犬の散歩をしていましたが、5分も歩くと首の付け根が痛くなり、歩くのを止めると痛みが治まる症状を呈するようになり、
ナースさんやらDrに伝えても有効な対策は、出てきませんでした。
そうした日々が、数週間続いたある日、突然収まりました。何が原因であったのか、結局判らずじまいでした。
そう、徐水のし過ぎの為せる業であると言う事を、数年経ってから、某市民病院の透析センター長(かっての私の主治医)
の先生からご教示頂けました。納得でありました。この先生には、赤血球が肥大化する原因は、ビタミンB12の欠乏である
という事も教えて頂き、経験値の多い先生に付くと言うことの重要性を知りました。即座に解答を出して頂けることのありがた
い事。悩まなくていいのですから。その当時の透析病院のDrやナースさんに、MCVの異常があり、血球の肥大が起こって
いますが、というと。大した問題でもないような言い方であり、何が原因で起こったのか聞いても無しのつぶて状態でした。
原因がはっきりすれば、患者として対応できますから。海草類にビタミンB12は、多く含まれているようです。
前置きが長くなってしまいました。
本題にはいります。
透析血液流量が、400ml/分に近づくにつれ、体内のアルブミン値が、減少傾向になってきており、食事量をかえないで、
何とか対処出来ないかと、補液量を時間当たり2ℓ/時減らしてみることにし、様子をみましたが、なかなか減少傾向は、止ま
らずついに、Drからも、アルブミン値が、3.2、3.0辺りになるようでしたら、透析血流量を下げていかないと言われるように
なり、意を決して、蛋白量を以前よりやや多めに摂取する方針にかえました。HDF透析も当然視野から消え、HD透析に変え
られるはめになりそうでありましたから。
3月17日(月) 3月の2回目の血液検査の日でありましたが、次回の19日(水)に結果が出ました。アルブミン値は、4.0に
回復。
しかし、リン吸着薬を通常通り飲みましたが、リン値 6.6 蛋白質を多く取れば、当然の結果でありましょう。リンは、透
析で抜く。どこかのHDF透析をおこなっているDrの言葉を実践しておりまして、通常の1日置きの透析日は、まったくフォスブ
ロック錠(リン吸着薬)を飲まず、二日あく、最後の日のみ3食について、一錠ずつ服用するだけで、透析前 リン値は、4.4
前後を推移しておりました。
これでは、おっついていかなくなったようであります。とうとう、透析前リン値 6.6を記録。iーPTH値も、150台。当然と言え
ば当然でありましょうか。
当病院の栄養指導の女性の方が、みえリンが多いようですね。と言われました。つい、私も言わなくてもいい、「どうしてだ
とおもいますか。」と尋ねました。どれだけ、患者の血液データをみて、自分で推測されたのか聞いてみたくなったからです。
結局、その方も、今回の血液データのP値の所のみみて、患者さんにお尋ねになっているのではと思いました。プロである
以上、透析条件は、変更していないか。過去の血液データはどうであるのか。等々推察の上で、今回のP値をみて、患者さ
ん当たるのが筋ではないかと思ったからでした。その為の栄養指導の方ではないのかと。その程度なら、私にでも出来そう
と思ってしまいました。
食事に関する蛋白量は、毎日ほぼ同様でありますから、しばらく 二日空く時のみ両日ともフォスブロック錠を毎食前に服用
して、様子見。それでもおっつかないかも知れませんが・・・。
それと、もうひとつ、当院において、DW 78.0Kgにも関わらず、いつも透析後体重が、DWより500g程多く徐水されている
事も気がかり。お陰で、旧来の心胸比に近づいたといえましょうか。47.3であったかと。通常は、50ちょっと前位が、多かっ
た。その為、声枯れはしょっちゅ。足の痙攣は、一歩手前。血圧も最高が、100を切る事も出てきました。首の付け根も、痛く
なる一歩手前かと。今週(3月下洵)から、DW 78.3Kgに変更して頂けましたが、3月21日(金)透析前 79.4Kg
後 77.9
Kgであり、徐水量は、1.4Kgであったにも拘わらずでありました。本来なら、79.4−78、3が、体重増。それに、本日の昼
食量(500g)と返血時の生食(300g)計 1.1+0.8=1.9が徐水量になる筈。それを、1.4Kgの徐水。500g多く残し
た筈であったかと。透析後の体重は、本来 78.8Kgとなって出てくる筈でありましょうか。何と77.9Kg。その差0.9Kg違っ
ているではありませんか。コンソールのミスか、体重計(不備もあったかと。)のせいなのか、私の体から水分が、透析中発
散した為か、真相は未だ解明されていません。どこからこのような、透析後体重が出てくるのでしょう。他の透析病院では、
どうなのであろうか。透析の入り口、DWとの関わりからすれば、由々しき事かと。
そうそう、当院の私と同じ曜日の透析患者さんで、二人程、透析中に最高血圧が、70台の中頃を前後しているようです。
聞けば、元々低血圧傾向であるとか。若い時から。それにしても、足の痙攣も。声枯れも無い様子で、4時間透析を終えら
れています。ナースさんは、特に二人の血圧を頻繁に測ってみえます。徐水量も多い事も事実ですが、私だけ、500g多く
徐水とは、考えられません。全ての患者さんがそうではないかと推測してしまいますが・・・。コンソールのミスでないとすれば
ですが・・・。(平成26年3月21日 記載 更に23日にも追加記載)
書き足りないのではと思い、付記する。それは、就寝後の3月末現在の体重減少の事。夏場、成人男子の場合、約1ℓ分
の水分を体外に放出しているという。まだ、春のはじまり頃でありますから、それ程の量は、放出していない筈。ここ2・3週
の就寝後の体重記録をみれば、約500g程放出しているように思える。事実、3月23日就寝前の体重は、79.6Kg、就寝
後体重 78.8Kgその差、800g。しかし、起きてすぐトイレに行き、尿 250mlが、出ている。800−250=550gか。
今日も、ほぼ500g程就寝中に放出したと言えましょうか。これって、透析中5時間ベットに横になり、薄いとはいえ、布団
を使用しているし、就寝時間は、だいたい9時間少々でありますから、透析中は、それより少ないとはいえ、何等かの水分
は、放出されているのではないだろうか。それが、いつも500g程多く徐水されているからくりではないだろうかと思えるの
ですが、どうであろうか。 (平成26年3月24日 記載)
上記事項については、明確な回答は、なさそうで、そこまでは、当医院は、考えてみえないのかも知れません。当分、現
状のまま、当方で春夏秋冬の主たる月毎に、自らの簡易体重計にて、就寝中の水分発散量を見極めていこうと思います。
さて、懸案のヘパリン使用量を少なくする方法を春日井市民病院に手術入院した時、思いもよらぬその透析センターに
て臨時の透析を受け、知りました。かって、そこで最初の透析を始めた病院でありました。
その当時は、3時間透析でしたが、ヘパリンは、透析開始時に、1ショット 1000単位を注入し、後は1時間ごとに100
0単位毎注入し、計3000単位という具合でした。
臨時透析は、4時間透析 3000単位のヘパリン量でありました。従来の方法であれば、ヘパリンは、計4000単位で
ある筈でしたが、何と1000単位少ない量で、透析が行われていました。
かって、現在私が通院する医院にて、1ショットなし、4時間透析で、3000単位のヘパリン量(1000単位/時)で、最
後の1時間は、ヘパリンなしで、実施しましたが、返血時、外に出た血液全てが、固まり、返す事が出来ませんでした。
こんな事が頭をよぎり、心配になりましたが、結果は、やや両チャンバに残血・ダイアライザーには、片面のみ4分の一
の残血が残っただけでした。驚きでありました。
市民病院には、私が透析している透析室にいた技師さんの知り合いがみえ、ヘパリンについて、詳しく説明やらして
頂き、毎時750単位のヘパリンを注入し、透析終了まで、注入するとの事。確かに750×4時間=3000単位量にな
ります。ヘパリンは、50単位まで分割できるようです。止血時間も、従来と変わらない時間で止まりました。
そして、そうした詳しい報告書を貰えないかと言いましたら、相談してみますという返事。後日、透析センター長先生
より直接説明を受け、頂けた事は、先述の通りであります。
私の血液検査にて、Hb(ヘモグロビン)値が、13に到達したら、一度当医院でも実施したいと考え、Drとも相談し、
平成26(2014)年4月4日(金)に、実施いたしました。
800単位/時で、5時間継続してヘパリンを注入する透析を行って頂きました。結果は、順調に終わりました。やや
チャンバには、両方とも残血が残りましたが、大した量ではありません。ダイアライザーにも、表面の一部に残血を示
す筋が幾筋かありました。従来の方法でも、時として幾筋かの残血筋は、ありますので、大差ないかと。
何はともあれ、この方法で行えば、ヘパリンは、確実に従来より1000単位は減らす事ができましょう。以上報告ま
でに、記載しました。(平成26年4月5日 記載)
血液検査データ H26/4/7 血液検査データ H 26/4 /21
血液検査データ
透析前 透析後 除去率 透析前 透析後 除去率
尿素窒素(mg/dl) 70.3
11.4 83.8% 尿素窒素 68.5
11.0
83.9%
クレアチニン(〃) 11.06
2.67 75.9% クレアチニン 11.44
2.71 76.3%
カリウム(mEq/l) 4.9
3.5 カリウム 4.6
3.2
カルシュム(mg/dl) 9.0
9.8 カルシュウム
9.0 10.0
リン (〃) 6.4
2.3 リン 7.1
2.1
尿酸 8.4
1.1 尿酸
8.8
1.2
ヘモグロビン(g/dl) 11.8 ヘモグロビン 11.6
ヘマトクリット 35.5 ヘマトクリット
35.3
アルブミン値
3.8
i-PTH
146 i-PTH 159
血糖値
103
Kt/v値 2.16 Kt/v値 2.13
QB
400 QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
針 15G 5時間10分透析 補液 10リットル/時
3月末の2回目の血液検査でも、P(リン)値は、6.6.今回4月の1回目の血液検査では、P値は、6.4.やや減少
したとはいえ、まだ高い。Drは、この程度ならという言い方でありました。前回が、前回でありましたので、リン吸着薬
(フォスブロック錠)は、4月の血液検査まで、毎日 毎食 1錠を続けました。前々回までは、土・日のみ毎食 1錠
で、何とかP値も収まっていました。が、アルブミンが体内から減少し、やや蛋白摂取量を増やした為、透析だけでは2
日あく透析では、高くなる傾向が出てきたようです。前々回以前では、日曜日のみフォスブロック錠を毎食 1錠飲むだ
けで、収まっていたのに。やはり、5時間では、この摂取した蛋白量でのP(リン)は、除去出来ないようです。
止む無く、今回は、毎日 毎食毎に 1錠を飲み、血液検査結果を見てみる事にしたのですが、残念な事に、前回より
やや良くなった程度。
次回の4月2回目の血液透析まで、リン吸着薬は、毎日毎食 2錠ずつ飲むことにしました。そして、Drに無理を言いま
して、1日開けた透析時に透析前のみ、リン値の血液測定のみ出来ませんかと言いましたが、それは、とお茶を濁されま
したので、「自費でいいですから、して下さい。」と言ってしまいました。すると、君は、研究熱心ですから、あまり高くないか
らとOKが出ました。これで、4月16日(水)と次週の4月21日(月)のリンの値が分かるようになりました。
併せまして、4月18日(金) 再度1ショットなし、毎時800単位のヘパリン5時間通しの透析を実施して頂けるようで、2回
目となります。これが、うまくいけば、今後、1ショットなし、ヘパリン使用で、かなり量を減らす事ができるのではないかと。
( 今回も順調に透析も出来、止血・返血等も滞りなく終了しました。平成26年4月18日 付記)
5月には、白内障の手術を大曽根の三宅眼科にて実施。日帰り手術で、手術後1週間は、午前中に眼科を受診しなければ
なりませんので、思い切って5月より夜透析に変更したいと病院側に伝えました。そうすれば、6時間透析も可能で、透析血流
量は、今より数段下げても、同じ結果が、出るのでは・・・・。(平成26年4月11日 記載)
平成26(2014)年4月16日 特別に透析前 P(リン)値の検査をして頂きました。その結果 P値 4.9。リン吸着薬を、
毎食前 飲んでの結果であります。一日おいての透析後では、蛋白量をやや多めにしてもリンは、それ程多くなっていなかっ
た。
4月 2回目の正規の血液検査(透析が二日ない後の血液検査)では、リンの値が、かってない7台を記録。土・日の両日
鳥羽への旅行で、土曜日の昼しっかり海産物(大アサリやらサザエを懇意にしているお店で、食しました。)を頂き、夜は夜で
ホテルで、しっかりコース料理をおいしく頂きました。勿論 リン吸着薬(フォスブロック錠 2錠)は、毎食前に飲んででもでし
た。やはり、透析が、二日あく時の旅行は、しない方がいいようです。久しぶりに旅行をしてみましたが、やはり。
今後は、泊りの旅行は、透析が一日あく時にした方がいいようです。
今までの食事の蛋白量では、アルブミン値が、減少傾向にあり、5時間透析 血流量 400ml/分 透析液流量 600ml/
分 補液 毎時10ℓ 計50ℓ 針 15Gという透析効率の高い透析では、アルブミンの抜けも多いのでしょう。その為の蛋白
量の増加した食事と吸着薬と透析の兼ね合いが、今は、うまく折り合いを付けられないでいるのが現状であります。
そりゃそうでしょう。摂取する蛋白量が多ければ、リンも増加しますから。旧来の食事での蛋白量の2・3月頃までは、透析が
二日あく日曜日しか、リン吸着薬(毎食前 1錠)を飲んでいなかった。それでも、リンは、安定していた。
しかし、リン吸着薬(フォスブロック錠)を毎食前 2錠で、しばらく様子を見ていこうと思っています。次回の正規の5月の血液
検査は、11日(月)かと。今回の結果は、特殊な蛋白摂取の食事量であった事もあり、それまでは、続けていこうと思っていま
す。
平成26(2014)年4月23日(水) 私にとっては、初めての6時間透析 血流量 330ml/分 での夜透析を行って頂きまし
た。翌日 熱田神宮近辺を散策いたしましたが、血圧低下をきたした様で、首の付け根が痛くなり、歩くのを止めると収まります。
蛋白量の増加の所為でしょうか。その蛋白量増加での運動量は、旧来通りにしていましたので、もしかするとDW(現在 78.3
Kg)を、もう少し高くする必要があるのかもしれません。それか、運動量をもっと多くする必要がありそうです。
(平成26年4月24日 記載)
血液検査データ H26/ 5/ 12
血液検査データ H 26/ 5/ 26
透析前 透析後 除去率 透析前 透析後 除去率
尿素窒素(mg/dl) 58.3
7.8 86.6% 尿素窒素 51.0
6.9
86.5%
クレアチニン(〃) 11.3
2.29 79.7% クレアチニン 10.14
2.19 78.4
カリウム(mEq/l) 4.1 2.9
カリウム 4.2
2.9
カルシュム(mg/dl) 8.7
8.9
カルシュウム 9.3
9.7
リン (〃) 4.2
2.1
リン 4.1
1.4
尿酸 8.1
0.8 尿酸 8.1
0.8
アルブミン 4.2
ヘモグロビン(g/dl) 11.4 ヘモグロビン 11.3
ヘマトクリット
35.2 ヘマトクリット
34.6
血糖値
88
i-PTH
148 i-PTH 183
Kt/v値
2.36 Kt/v値 2.36
QB
330 QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
針 15G 6時間透析 補液 10リットル/時
私にとっての始めての6時間透析 血流量 330ml/分の結果が出ました。過去最高のKt/v値 2.36.尿素窒素・クレ
アチニン除去率も過去最高の値でした。
食事量もやや抑え気味にして、毎食前 リン吸着薬(フォスブロック錠を1錠)を飲み、リン値も、安定しました。困った事
は、MCV値がやや高くなっている事と透析後のカリウム値が、低い事。食事量では、もう少し生野菜を食しても良いかと。
そして、ビタミンB12を多く含む海藻類を食す事かと。
特記すべきは、ヘパリンの事。この5月最初の血液検査のある前週より毎時750たんい量で、6時間継続の総量4500
たんいのヘパリンにて透析を行い、やや透析後チャンバ内・ダイアライザー内に残血が残るようですが、前回の血液検査
のヘモグロビン値と今回の値では、コンマ2と余り変化しないようですので、次回の血液検査まで、新しいヘパリン使用法
で、透析を続ける事と相成りました。従来の方法ですれば、6時間透析は、6000たんい(透析開始直後のワンショット10
00と毎時1000たんい注入5時間分)のヘパリン量であり、体にとってヘパリンは、少ない方が良いと言う事で実施しており
ます。
5月13日(火)に、大曽根の三宅眼科にて左目の白内障の手術を行い、1泊入院致し、翌日には、退院。夜の透析に出か
けました。あいにく夜は、小雨模様、公共交通機関を利用しての移動であり、手術した目に雨が当たらないように気をつけ
ていました。次回の右目の白内障の手術は、20日(火)の予定。
裸眼で左目は、0.01以下であったのが、何と0.4近くまで回復。右目には、今の所違和感はありません。矯正視力も、
0.6前後位が、どこまで回復するか。1ヶ月後位には確定するのでは・・・。 (平成26年5月17日 記載)
5月2回目の血液検査が、26日(月)に行われ、結果が出た。確かに蛋白量を増やしましたが、以前の食事量をベース
にしての微量の蛋白増量かと思いましたが、何とアルブミン値 4.2 過去最高値を示した。しかし、リン値は、前回と左程
変化は無かった。ホスブロック錠(リン吸着薬)は、毎食前 1錠を服用 只、1食分内の蛋白が多いと私が、判断した時は、
前 2錠服用。確か検査日の前の土曜日1回だったと記憶している。
時々、当病院が発注している血液検査メーカーのアルブミン値とP(リン)値の相関関係数値は、正比例関係が順当のよ
でありますが、時として反比例の関係を示す事があります。今回もその例であります。また、P値とi-PTH値も、正比例関係
が順当でありますが、今回は、反比例関係を示します。何故でありましょうか。起こりえない事が、起こりますので戸惑います。
事実は、小説より奇なり。を地でいっているようです。その逆で、アルブミン値が低いのに、P(リン)値が極端に高い現象を
示めす血液検査結果を貰うこともあります。先回が、そうでした。普通、蛋白摂取量が多ければ、P(リン)は、増える筈。そ
れ故、透析患者は、Pを透析で抜く事をします。抜ききれないPは、薬で抑える。こうした相関関係がありましょうか。
当然、アルブミン値が低い状況は、蛋白摂取量が、少ない事を示している筈。ならば、リンの体への吸収も少ない筈。なの
に、血液検査では、P(リン)値が、極めて高くなる現象をどのように理解したらいいのでしょうか。(うがった見方をすれば、ど
こかで、適当な検査データの改ざんが・・・。そのような事は無いとは思いますが・・。どこぞの製薬会社では、データの改ざん
が、全社的に行われたとか。某大学でも、教授の指示で、改ざんがとも某新聞紙上のニュースになるなど、あり得無い事でも
ないかと思ってしまうのは、私だけでありましょうか。不思議な事は、血液検査で、溶血があっても、正式な病院データには、検
査機関からは、報告が無く。個人データ記載のみ印字され、渡される事。病院と検査データ機関での取り決めなのでしょうか。
・・筆者つぶやき)
白内障の手術をした5月中旬以降は、車の運転を控えましたので、その為うまいコーヒー屋へ行けず、相当砂糖が控え
られたのでは・・・。血糖値 空腹時ではない測定値は、毎回 110前後であったのが、何と 88。規定値は、70〜109で
あったのでは。
透析前のカルシュウム値は、前回透析後でも、8.9。今回は、9.7。その差は、0.8許容範囲内とはいえ、かっては、
10.6の時もあり、透析液のカルシュウム濃度は、必ずしも一定ではないような気がする。聞けば、機械が全て作業をして、
透析液を作っているとか。また、大抵の透析病院の機械は、相当ファジイーな動作をしているとも聞いた。薬剤と浄化した
水道水の割合は、メーカー規定値では、決まっているようで、そのように調合すれば、ほぼ一定であるとか。所が、実際
の現場では、正確さを必要としないようでありましょうか。メーカーの透析液薬剤取り扱い説明書には、確かに薬剤を調合
して作られた透析液濃度は、濃度測定をするように書かれている。が、実際の運用は、各病院任せのようでありましょう。
今回 i-PTH値 189。過去最高値。まあ透析学会のガイドラインでも、透析患者における i
- PTH (
インタクトPTH)値
の適正範囲は、透析前数値で60〜240pg/ml。範囲内かと。数年前に、上限値が変更されていますが、以前であれば、
今回の数値は、範囲外の数値か。もしかして、カルシュウム値が、やや低い状況であったから、体内のカルシュウムを溶
かすホルモンが分泌され、i-PTH値が高くなったやも。素人考えでありますが・・・。(平成26年5月29日 記載)
血液検査データ H26/ 6/ 9
血液検査データ H 26/ 6/ 23
血液検査データ
透析前 透析後 除去率 透析前 透析後 除去率
尿素窒素(mg/dl) 49.3
6.7 86.4% 尿素窒素 52.2
6.7
87.2%
クレアチニン(〃) 10.29
2.1 79.6% クレアチニン
9.83 2.07
78.9
カリウム(mEq/l) 4.7
3.0
カリウム 4.5
3.3
カルシュム(mg/dl) 8.9
9.3 カルシュウム 8.7(補正値)9.3
リン (〃) 3.5
1.6 リン 4.3
2.1
尿酸
8.3 0.8
尿酸 7.6
0.7
血糖値
120
( HbAIc 5.1% 年一回測定)
ヘモグロビン(g/dl) 10.9 ヘモグロビン
11.0
ヘマトクリット
33.5
ヘマトクリット
33.6
B2MG値 19.4
3.3 83.0%
i-PTH
160
i-PTH 184
Kt/v値 2.37 Kt/v値 2.46
QB
330 QD 600 QB 340を除いて透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
針 15G 6時間透析 補液 10リットル/時
6月は、定期胸部レントゲン撮影があり、又しても右肺下が、僅かではありますが、きれいに写らなかった。胸水の存在
が認められた。当院での毎回のパターンであります。何度となく出来れば胸部レントゲンは、毎月実施を!と言っておりま
す。
Drは、「ガイドラインでも、胸部レントゲンは、3ヶ月とか。費用の事もありますからとも、レントゲン量は、年4回位の方が
・・。」と要領を得ません。
でも、胸水の存在が、確認された以上、胸水の有無の確認の為、早いうちに再度レントゲンでの確認をされるとの事。
健康診断的なレントゲンは、だめで診療行為のレントゲンは、可でありましょうか。
今回、ヘマト・ヘモグロビン値がかなり下がっていた。前回の血液検査では、体内鉄分が、かなり低値であった事が、関
わっていたのではないか。鉄剤を処方しましょうかとも言われたが、かって静脈に鉄剤を注入した時、気分が悪くなりました
ので、断りました。それでは、鉄剤を呑みますか。とも言われたが、食事で何とかしますからとやんわり断りました。
今回、何とも良く分からない検査項目が記載されており、何でしょうかと尋ねましたら、何と腎臓の糸球体の稼動数とか。
GFR推算値CREという項目でありました。健常者は、数値60以上であるようです。私は、5でありました。普通腎不全では、
大抵の透析患者さんは、尿は、出ない方が多い筈。数値は、0でありましょうか。私は、透析歴10年弱ですが、まだ、尿
は、平均500ml位は出ますので、数値は、0でなく、5でありましょう。必要な検査項目なのかよく分からない事柄でありま
す。(平成26年6月12日 記載)
この6月は、めまぐるしくDWの変更がありました。詳しい事は、別項に記述しましたので参照下さい。
まあ毎度の事ではあります。平成26年6月初旬の頃のDWは、5月に引き続いてのDWで、78.3Kg。DWの推移は、78
Kg−>変更直後のその日の透析中から77.5Kg−>二日後には77Kgー>6月25日 76.5Kgに変更ー>次の透析
日(27日)には、76Kgへ。 それでも、声枯れ等もなく、血圧は、やや下がり目最高血圧は、130を少し下回るようにな
っております。6月27日の透析後の体重は、75.6Kgでした。
6月初旬のレントゲンでの胸水の存在は、5月中旬以前から起こっていたのではないか。DWの変更は、レントゲン後で
しかされない状態で、3月時点では、やっときれいに肺のレントゲンが写るようになっていた筈。3ヶ月という長いスパーンの
為でありましょう。当医院では、「公平性」という名で、一律にレントゲン撮影は、行われていますが、透析患者個々にあっ
た対策は、出来ないものかと。
私の場合は、かなりよい透析内容であり、(その点では、当医院に感謝しています。)日常の活動は、健常者とほぼ同じ。
良く動けますし、食事についてそれ程、神経質にならずとも血液検査の結果は、良いと思っております。透析患者さんを十
把ひとからげで対処している所に問題があるのではと思う今日この頃です・・・。
大所帯の透析室ではありませんから、患者個々への対応が出来るのでは・・・。言いすぎでしょうか。
5月、某眼科医院で、白内障の手術をし、そこでも血液検査がされ、血糖値が、基準をやや上回っていました。そこの担
当部署のナースさん。「血糖値が高いようですが、糖尿病ですか。」「いえ、言われておりませんが、私は、以前検査で、境界
型でしょうと言われていますが・・・」と答えると、即カルテに「境界型も糖尿病。」と言って、糖尿病としっかり書かれました。私
は、糖尿病患者にされてしまいました。
Drが判断されるならそれなりに分かりますが、担当部署のナースさんに、判定されましたので、帰ってから、透析室のナース
さんに、糖尿病とされましたが、詳しく調べる検査はありますか。と尋ねました。6月は、当医院での年1回の糖尿病定期検査
がありますよ。と言われ、その結果が、平成26年6月23日の検査として出たようです。
上記 HbAIc(NGSP)とかで、基準値は、4.6〜6.2%以内とか。私は、5.1%とか。血糖値は、120でありましたが・・。
この透析室に来て以来、年1回実施されているようですが、全て基準値以内でありましょう。糖尿病と言われた事はありま
せんでしたから。
事ほど左様に判断されている病院もあるようです。名古屋市内でもかなり有名な眼科病院ではありました。
そうそう、i-PTH値が、184に上昇。ややオキサロールの利きが悪くなっているのかも。来週(6月30日以降)から、月火は、
今まで通り、2.5マイクロ。金のみ2.5ー>5マイクロへと変更をDrに問い合わせて下さいとナースさんに依頼しておきました。
(平成26年6月28日 記載)
目次へ
血液検査データ H25/ 12/
血液検査データ H 25/ 12/
血液検査データ
透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 尿素窒素
クレアチニン(〃) クレアチニン
カリウム(mEq/l)
カリウム
カルシュム(mg/dl) カルシュウム
リン (〃) リン
尿酸 尿酸
ヘモグロビン(g/dl) ヘモグロビン
ヘマトクリット
ヘマトクリット
i-PTH
i-PTH
Kt/v値 Kt/v値
QB
370
QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
針 15G 5時間透析 補液 10リットル/時