透析血液検査データNo.8
血液検査データ H26/ 11/5
血液検査データ H 26/ 11/ 17
透析前 透析後 除去率(%)
透析前 透析後
除去率 (%)
尿素窒素(mg/dl)
39.9 5.6 86.0 尿素窒素 53.2
6.8
87.2
クレアチニン(〃) 8.66 1.80
79.2 クレアチニン 10.38
1.96
81.1
カリウム(mEq/l) 4.2
2.9 カリウム
4.6 3.1
カルシュム(mg/dl)
9.6 9.5 カルシュウム
9.4
10.0
リン (〃)
4.4 1.7 リン
4.8
1.9
尿酸 7.1 0.7 尿酸
7.7
0.7
血糖値 100
ヘモグロビン(g/dl) 11.2 ヘモグロビン
11.0
ヘマトクリット(%) 34.0 ヘマトクリット
32.9
i-PTH (pg/ml) 81
i-PTH
131
Kt/v値 2.36
Kt/v値 2.57
QB 360
QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
前体重 77.4Kg 後体重 74.0Kg DW
74.5Kg
針 15G 6時間透析 補液 10リットル/時
前体重 76.4kg 後体重 74.3kg DW 75kg
(今回は、通常の月曜日検査ではなく、水曜日検査)
平成26年11月の透析は、チャンバー・ダイアライザーに残血が残っている。特にダイアライザーには、時として片面表面のみ
の残血を呈するようになってきた。抗凝固剤(ヘパリン)の使用量を出来るだけ少なくする方法を取り始めてからしばらく経ってか
ら目だってきているかと。
初発の6時間透析では、Hb(ヘモグロビン)値が、13g/dl近づいたので、ワンショット無し、時間当たり3ml(750単位分)のヘ
パリン量で行い、返血も滞りなく行え、止血時間も旧来の方法と変わりなく行えました。やはり、両チャンバー内には、薄く残血が
残る程度でありましたが、やがて、ダイアライザー内に2筋・3筋程度の残血が見られるようになり、時としてダイアライザー片面
の表面全体に残血がみられるようになってきているのが現状です。原因は、未だ不明ではありますが・・・。
その為 ヘパリンは、ワンショット有り(3ml)・時間当たり3ml×6時間に変更。計21mlとなっています。
今は、増血剤(エスポ)は、月・金曜日のみ 750 甲状腺亢進症対策として、オキサロール 月・金 5マイクロ 水曜日のみ
2.5マイクロ使用中であります。 (平成26年11月11日 記載)
11月11日(火) 9月末に予約していた市の健康診断をする某内科医院へAM8時30分頃到着。早速検査を受け、ナースさん
に胸部レントゲン写真を見たいこと。血液検査個人データを頂きたい旨伝えました。順番が、下がりましたが、Drからは、レントゲ
ン写真の昨年の12月のものと平成26年11月11日の両方見比べみさせて頂けました。昨年と同様に右肺下の尖った部分のみ
鮮明に写っていなかった。
「やはり。」と思ってしまいました。次の12日(水)の透析日に、主任ナースさんにも伝え、Drにも伝えましたが、「直接みていま
せんから。」とにべも無い返事。「診断書を書いてもらいましょうか。」と私。「要りません。だったか結構です。」とかDrの返答であ
りました。
その際、Drから「とりましょうか。」という言葉。もっと徐水しましょうか。という言葉がけではあったようです。
(平成26年11月12日 記載)
11月中旬にかけても透析後のダイアライザー内には、片面或いは全面の表面に残血が残る事が多い。Drからは、ヘパリンを多
くしたらという事で、現在は、ワンショト 4ml(1000たんい)とし、あとは時間当たり3ml(750たんい)を透析終了まで使用。計
22ml。
11月17日(月)は、かってのようなダイアライザー内には残血なし。しかし、水・金曜日は、片面全面ではない やや収まった残
血状況ではありました。食事もその1週間は、たいして変わらない食事を取り、透析に臨みましたが・・・。食事ではないとすれば、
あと何が関わっていると考えればいいのであろうか。おそらく何かが私の体内で変わっていると言うことなのでしょう。
現在DW 74.5Kg。除水量は、平均2〜3Kg。多いわけでもなく、少ないわけでもない状況です。透析終了間際の血圧は、高
い方で100台の後半で、極端な血圧低下も来たしてはいないかと。透析終了後も、ふらつく訳でもなく、極自然に歩行は出来てい
ます。急に立ち上がっても立ちくらみも起こりませんから。
ヘパリン量を僅か1ml増やしただけで、残血状況は、今の所、改善方向に向かっているかと。僅か1ml。されど1mlであります。
当病院では、各自のヘパリンは、透析室勤務の方々の輪番か当番制で計測してヘパリン注入器に入れてみえるようであり、細心
の注意をもって容量等間違えないで事に当たって頂きたく思います。
また、残血が多かったからでしょうか、17日の血液検査では、Hb・Ht値共に、やや下がっておりました。そして、i−PTH値は、
再度上昇し、100を遥かに超えてしまいました。k・Ca値共に正常範囲内でありますし、K×Ca値は、55以下ではありましたが・・・。
只、11月中旬以降は、畑での作業はほぼ終え、草取り・肥料やり等の軽労働であり、弱冠体重増を来たしている可能性が高い。
その為やや除水量過多になりつつあるかも知れません。12月には、定期の胸部レントゲン。しばらくこの状態を続ければ、肺の水
も無くなり、きれいな右肺になるのでは・・・・。
当医院の透析室だけではないと思いますが、Drと他の患者さんの会話は、聞かずにいても耳に入ってきます。一人の方は、透析
終了間際に血圧が下がるとか。お隣の方は、血圧が下がらないとかしょっちゅう聞こえてきます。Drは、血圧の高い方には、降圧剤
の更なる変更等を話され、血圧の急激な低下の方へは、たばこの吸いすぎ等を注意されているようです。(私は、患者でありますか
ら、守秘義務はないでしょうが、このような事は、書いてはいけないことかも知れませんね。)
私の経験から言えば、当透析室のDW管理は、果たして適切にされているのだろうかという疑念が、消えません。こうした患者さん
の状況は、この点での点検(胸部レントゲンの3ヶ月毎の対応・心胸比の具体的な数値の説明無し・レントゲン写真を見せての説明
が無い。或いは、hanp・bnp検査の省略。)が、無いからではないかと密かに考えております。勿論患者サイドにも問題があろうかとも
思いますが・・・。
私の経験上からは、全ての責任が、患者サイド側にあるというDrの説明であり、叱責であるようです。これでは、患者側からDrに
聞かなくなるのも道理でありましょう。
それが、Dr側のねらいであるとすれば、由々しき事ではありますが・・・・。真実は、Drのみぞ知る事ではありましょう・・・。
患者は、直る事を願っているのではありません。日々恙無く透析が受けられ、尚且つ日常の生活が、そこそこできれば可でありま
しょう。
また、起こるであろう透析合併症を出来るだけ遅くして頂きたい事だけである筈でありましょうから。
上記の患者の願いに対して、病院側の為すべき事は、各透析患者に対する適切なその時期にあったDW管理であり、それぞれ
の透析患者に適した透析量の確保が、基本中の基本だということは、良心的な透析病院のHPをみれば、わかります。
しかし、透析患者の中には、自身に合った透析量の為の透析時間や透析血液流量をDrが、患者の意に反して言おうものなら、即
座に態度を変え、転院してしまう事も起こっているようです。良心的なDrであれば、あるほど多く体験されているのでしょう。(簡単
な言葉で言えば、透析時間の延長をDrが言おうものなら、すぐ転院。という患者が居ることも事実でありましょう。)
それとは、真逆で、患者本人の無知をいい事に、その辺りを真剣に対処しないで、透析をしているとすれば、何をかいわんやであ
りましょう。
直る見込みの無い透析患者、どのように対処するかは、Dr(個人病院では、経営者でもありますが・・)のさじ加減一つで出来る
のが透析治療であることは、過去の私の遍歴した透析専門病院の対処をみれば、分かる事であります。
それ故、透析医学会の慢性維持透析患者の治療ガイドラインは出ておりますが、実施については、各透析病院に任せられており、
どのような対処をしても問責を受けない仕組みになっているのが現状でありましょうか。良心的なDrの病院であれば、患者はラッキ
ーこの上ないことではあります。
Drの基本方針に違えた事を患者が言おうものなら、Drからは、「他にも透析病院は、ありますから、そちらへどうぞ。」という言葉
が返ってくるは、必定。患者本人の病状が、その病院で対処不能以外は、患者を追い出す権利は、病院側には無い筈でありましょう
から。
透析専門病院には、Drを含め透析機械技師さんやナースさんの中には、「専門家にまかせなさい、患者は余計な事を言わなくて
いい。」と平然と言われる方もあるとお聞きしています。当病院が、そうでない事を祈るのみではありますが・・・・。
(平成26年11月23日 記載)
血液検査データ H26/ 11/11
血液検査データ
数値
クレアチニン(〃) 5.44 市の健康診断のDrからは、特に問題はありませんが、透析中の身であるようです
カリウム(mEq/l) 4.4 から、貧血状況ではあります。クレアチニン値も高い。が、やむを得ないでしょうと。
カルシュム(mg/dl) 9.8 この血液検査は、空腹時の血糖値は、92.HbA1c値5.0
リン (〃) 3.6 問題無しというお墨付きを頂きました。
尿酸 3.1
(平成26年12月4日 記載)
アルブミン値(g/dl) 4.3
ヘモグロビン(g/dl) 12.7
ヘマトクリット(%) 38.3
血糖値(mg/dl)
92
HbA1c (NGSP)
5.0
血清鉄
165
血液検査データ H26/ 12/ 1
血液検査データ H 26/ 12/ 15
血液検査データ
透析前 透析後 除去率(%)
透析前 透析後 除去率
尿素窒素(mg/dl) 49.0
6.4
86.7
尿素窒素 44.5
6.5 85.4
クレアチニン(〃) 11.49
2.25 80.4
クレアチニン 10.27 2.19
78.7
カリウム(mEq/l) 4.3
2.9
カリウム 4.1
3.0
カルシュム(mg/dl) 9.3
9.4 カルシュウム 9.6 9.7
リン (〃)
4.5 1.5 リン
4.0 1.7
尿酸
7.2
0.8 尿酸 7.3 0.8
ヘモグロビン(g/dl)
11.2
ヘモグロビン 11.3
ヘマトクリット(%)
33.8 ヘマトクリット 33.6
血糖値 105
i-PTH (pg/ml)
116
i-PTH 90
Kt/v値 2.44 Kt/v値 2.39
QB
360
QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
前体重 77.6Kg 後体重 74.2Kg DW
74.5Kg
針 15G 6時間透析 補液 10リットル/時
前体重 76.0Kg 後体重 74.1Kg DW
74.5Kg
12月最初の血液検査、特に問題なし。12月8日(月)定期の胸部レントゲンのある日でした。今週から、透析は昼透析に変更。
愛車で通えるようになります。病院に着いてすぐ、レントゲン室に呼ばれ、撮りました。撮影されたのを直接レントゲン技師さんに
見せて頂きました。
右肺下もすっきりと尖って写り、胸水の除去が完璧にできたようです。DW 74.5Kgから更に0.2Kg増やしてずっと徐水してい
た。声枯れが少しありましたが、足の痙攣はなく、透析最終時刻の血圧も、110台を越えていた。
さて、これで、いつまで胸水無しの透析が続くのであろうか。心胸比も、46.6とナースさんからお聞き致しました。半年ぶりの昼
透析、行ってみてびっくり。空ベットの多いこと。また、咳をされる患者さんも多かった。夜透析では、咳をする人は、先週までは、
一人もいなかったのに・・。 (平成26年12月8日 記載)
血液検査データ H27/ 1/ 5 血液検査データ H 27/ 1/ 26
血液検査データ
透析前 透析後 除去率(%)
透析前 透析後 除去率
尿素窒素(mg/dl) 56.6
7.6
86.6 尿素窒素 53.3
8.0 85.0
クレアチニン(〃) 11.14 2.32
79.2
クレアチニン 10.83 2.47 77.2
カリウム(mEq/l) 4.0 3.2
カリウム 3.9 3.4
カルシュム(mg/dl) 10.0
9.7
カルシュウム 9.5
9.9
リン (〃) 4.6
1.9
リン 4.9
2.0
尿酸 8.5
0.9
尿酸 8.3
1.0
アルブミン値 3.9
ヘモグロビン(g/dl) 11.2
ヘモグロビン 11.9
ヘマトクリット(%) 34.0
ヘマトクリット
35.2
血糖値 98
i-PTH (pg/ml) 94
i-PTH 115
Kt/v値 2.46
Kt/v値 2.34
QB
360
QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
前体重 77.5Kg 後体重 74.4Kg
DW
74.5Kg
針 15G 6時間透析 補液 10リットル/時
前体重 76.9Kg 後体重 74.2Kg DW
74.5Kg
平成27年が始まりました。正月早々雪・雪・雪。愛車のタイヤも雪用タイヤに年末急いで替えました。2000円かかりました。
今年最初の血液検査。可もなく不可もない状態かと。只、Hbがやや下がり、Htは、やや上がっていた。あれ、と思いましたが、
Drからは、特にコメントは有りませんでした。 (平成27年1月11日 記載)
1月 2回目の血液検査 可もなし不可もなし。 透析後の血圧が、100を切るようになり、12月より1月は、犬の散歩のみ
であるからでしょうか。やや体重が増えてきたようです。DWを1月30日(金)に75.0Kgに変更して頂きました。
(平成27年1月30日 記載)
血液検査データ H27/ 2/ 9 血液検査データ H 27/ 2/ 23
血液検査データ
透析前 透析後 除去率(%)
透析前 透析後 除去率(%)
尿素窒素(mg/dl) 52.5
7.3 86.1 尿素窒素 49.6
7.2
85.5
クレアチニン(〃) 11.0 2.25
79.5 クレアチニン
11.02
2.19
80.1
カリウム(mEq/l) 4.0
3.0
カリウム 4.1
3.0
カルシュム(mg/dl)
9.6
10.4 カルシュウム 9.4
9.5
(補正値)
リン (〃) 5.1
2.3 リン 4.7
1.6
尿酸
8.7 0.9 尿酸 7.9
0.8
アルブミン値
3.9
ヘモグロビン(g/dl) 11.6
ヘモグロビン 12.0
ヘマトクリット(%) 33.9
ヘマトクリット
35.6
血糖値 108
i-PTH (pg/ml) 105
i-PTH 118
Kt/v値 2.46
Kt/v値 2.36
QB
360
QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
前体重 77.2Kg 後体重 75.1Kg
DW
75.3Kg
針 15G 6時間透析 補液 10リットル/時
前体重 77.8Kg 後体重 74.9Kg DW
75.0Kg
2月になって、ダイアライザー内の残血が、極端に多くなってきている。2月6日(金)から9日、11日、13日と連続してほぼ表面
全面に残血の筋が目立つようになっている。ヘパリンは、6時間透析で、22ml。(ワンショット 4ml、後は、時間当たり3ml×6)
5500たんいでしょうか。
Drからは、今のところコメントはありません。ご存知ではあるようです。ナースさんに確認致しました(2月13日に)
かってチャンバーに残血が残るようになった時は、私からDrに話しましたが、どのような理由からかは説明されませんでした。
只、Hb・Htが極端に減少するのであれば、考慮する必要があるような事を言われていました。確かに、今回の2月9日の血液検査
では、ややHt・Hbは、やや減少しているようです。そりゃそうでしょう。ダイアライザー内の表面の三分の一程度は、残血が常にあり
ましたから。チャンバー内は、かれこれずっとであります。
体内の血液量の極端な減少は、今の所は見られないからでしょう。健常者からみれば、Hb・Ht値は、貧血状態ではありますが・・・。
現在までの増血剤は、月・金 750でほとんど変わっていません。透析導入時は、月・水・金 1500ではありました。極度の腎性
貧血の状態でありましたから。
ダイアライザーは、二プロのMFX-25s
。このダイアライザーの売りは、中空糸膜が、高濾過用に適した非対称構造とかで、血液
を濾過する際に目詰まりしにくい構造とか。しかし、今まで使っていたダイアライザーで、残血が起こったことは無かった。
この 二プロのMFX-25s
では、残血が起こるようです。聞けば、このダイアライザーは、HDF専用の物のようで、これ以外のダイア
ライザーは、使用できないとの事。診療報酬で決められているようです。私だけではなく、同様なダイアライザーで、この透析室の患者
さんも残血が起こっている。直接その患者さんからお聞きしました。メーカーは、こうした残血が起こっている事を承知しているのであろ
うか。病院に従事される方々には、守秘義務があり、そうした情報は、聞こえてきません。患者同志での情報交換が必要であろうと思い
ます。患者会は、当院にもありますが、病院主導であります。これでは、患者は、それぞればらばら。困った事は、ナースさんに聞くしか
ないのでしょう。
ある時、やや透析期間が長い患者さんが、透析時間について聞いてみえましたが、ある技師さんは、「一般的な事、透析時間は、4時
間が一番多い。」というような事を話してみえたようです。その患者さんが、どのような意図で、聞かれたのかは分かりませんが、現状の
不安からもう少し時間を増やしたいと思ってみえたのなら、そうした答え方は、当を得ていないのでは・・。と思って聞いておりました。
( 平成27年2月13日 記載 )
2月2回目の血液検査の結果がでた。Ht・Hb値は、上昇。その代わりに血清鉄は、前回80−>55へ低下。この23日・25日と除水の
し過ぎで、透析最終頃血液濃度が高くなっているのではと考え、残しを23日 100ml・25日 500mlとしたが、チャンバ・ダイアライザ
ーの残血は、相変わらず。ダイアライザーには、表面に5分の3〜4程度あり、Drには、生体適合性の面でセルロース系の新しいニプロ
のダイアライザーがあることを教えて頂いた。
昨年の6月頃発売されたとかで、既に半年以上経過していますからニプロに何らかの透析データの蓄積がないか問い合わせて頂きま
したが、無いとの返答があったと教えられた。ニプロとの購入面での折り合いが付いたようで、入荷するとか。さ来週の月曜日(平成27
年3月8日)が丁度血液検査日ですからその日に使用するということで了解して頂きました。
本来は、2月23日が、前後のB2MGの検査のある血液検査でしたが、その項目のみ再来週にまわして貰った。
どのような除去率であるのかも知った上で、また、ダイアライザーの残血状況を知るにも良いと思ったからでした。その結果をみたうえ
で、切り替えようかと。
ところが、平成27年2月27日(金)の透析では、透析後半の2時37分頃(終了30分前頃)突然、Aチャンバに圧がかかり、透析機械が、
止まってしまった。
チャンバ内に血栓が多量(今までで、一番多く)に溜まって、血液が流れなくなってしまったようです。血流 360ml/分では、流れなく、
緩い血流にすればかろうじて流れるようでした。そこで、今回の透析は終了。返血となり、かろうじて回路内の血液は、体内に戻せました。
すぐDrがみえましたが、何故起こったのか、わからないようで、Drは、主にダイライザーの生体適合性であるかのように言ってみえ、次回
の透析日にトリアセテート系のダイアライザーで、今回と同条件で透析をする事になりました。
私は、このような結果になりそうな考えられる事柄を列挙してもらいたいと思いましたが、Drは、主原因は、思い当たらない。(分からな
い。)としか言われません。
対処はされますが、根本的には考慮される事は少ないのではといつも思ってしまいます。
仕方がないので、私なりに他の情報源を頼りに、考えられる事を想定し、自身の判断で出来うる事柄は、ナースさんにお願いして、実施
して頂いているのが、現状です。Drの判断の必要な事柄は、Drの許可を得られるよう回診時お話をして対処して貰っています。
ダイアライザーの生体適合性についても、私から申し出た時、Drも考えてみえたのか、今回は直ぐにそうした事になっていったようです。
さて、今回の途中で、透析を中断しなければならない状況は、ゆゆしき問題であり、何ゆえに起こることかは、考えていかなければなら
ないことであり、早速考えてみました。本当は、当医院のDrの考えられる事を知りたいのですが、なかなか言われません。
前回までの残血状況はほとんど変わりなく、滞りなく透析は出来ていました。今回の透析条件で、変わった点は、DW通り除水をした事
でしょうか。まったく残さなかった事だけ。前回は、500ml残し。血液濃度の関係で残血が起こっているのではないかと考えての残しで
ありました。しかし、結果は、ほとんどかわらず、私は、血液濃度はあまり関係していないと思いましたが・・・。
あと考えられる事は、ヘパリン量 11月にもダイライザー表面全面に残血があり、それまでのヘパリン量から1ml多くしたら、ダイアライ
ザーの残血はなくなりました。3ヶ月後には、また同じ状況になってきている。27日の金曜日は、最悪のチャンバ内の血栓の多量出現。回
路を塞いでしまったようです。ヘパリンとは、こんなにも短い期間で対応しなくなるものであろうか。
昨年の4・5月頃6時間透析で、ヘパリン ワンショットなし、3mℓ/時×6で注入し、チャンバには、僅かな残血を残すのみで、出来ていた
のが少しずつダイアライザーに残血(表面に2筋〜3筋)がみられるようになり、11月には、ダイアライザーの表面全体に出来るようになってい
た。
ヘパリンをワンショット3mℓと3mℓ/時×6 計21mℓにすると収まっていった。その後またダイアライザーに残血が残るようになり、ワンショ
ット分を1mℓ多くした4mℓで行ったのが11月。それでしばらくは収まっていた。その3ヶ月後の2月に同様になってきている。
こうした事を別の方に話しますと、ATVが減少している可能性を指摘された。ATVとは、アンチトロビンVという物で、肝臓で造られる凝固
阻止因子ホルモンでありましょう。確かに当院のCT検査では、私の肝臓には、今から数年前に脂肪肝ではないが、小さな固まりが無数ある
やに聞いており、もしかしてとも思っております。これが、減少しているとすれば、ヘパリン量をどんどん多くしていくと、それなりの結果は、
出てくる傾向の説明はつくし、何故ヘパリンが対応しなくなるのかの説明がつく。一度調べて観て頂く価値はあるのでは・・。
( 平成27年3月1日 記載 )
平成27年3月2日(月)ニプロダイアライザー FIX−250s eco を使いました。結果は、今までダイアライザーに残っていた残血は、
まったく認められませんでした。只、Aチャンバには、やや多い残血がありましたが・・。しかし、きっかり6時間透析が出来ました。
ヘパリン量は、以前と同じで、変更しておりませんし、血流量・透析時間も同じです。
このダイアライザーの性能は、有効膜面積2.5u 有効長 280mm 血液容量 145mℓ クリアランス{(mℓ/min)
尿素 250、クレア
チニン 247、 リン 245、 VB12 226} 中空糸膜 材質 トリアセテート 内径 200μm 膜厚 25μm 滅菌方法 ガンマ線滅菌
とか。
参考までに、トリアセテートは、天然パルプのセルロース成分に酢酸を作用させてつくる半合成繊維とか。アセテートよりは、湿潤時の安定
性、耐熱性が僅かに改良されているとか。アセテートとトリアセテートの違いは、酢酸度の違いであるようで、アセテートより酢酸の度合いが
大きいので、その性質は、合成繊維に近いようだという。
これで、2・4・6・9・11日と計5回使用しました。いずれもダイアライザー内の残血は、皆無でありますが、ややAチャンバ内の残血は、多い。
しかし、透析を途中で中止するほどではないようです。 ( 平成27年3月11日 記載 )
血液検査データ H27/ 3/ 9 血液検査データ H 27/ 3/ 23
血液検査データ
透析前 透析後 除去率(%)
透析前 透析後 除去率
尿素窒素(mg/dl) 56.2
8.0 85.8
尿素窒素
49.1
7.1
85.5
クレアチニン(〃) 11.76 2.38
79.8
クレアチニン
11.41
2.44
78.6
カリウム(mEq/l) 4.5
3.3
カリウム
3.6
3.2
カルシュム(mg/dl)
9.7
9.9 (補正値) カルシュウム 9.7 9.3
リン (〃) 4.5
2.1
リン
5.0
2.2
尿酸 (mg/dl) 9.3 0.9
尿酸 8.4
0.9
B2-MG (μg/ml)
20.6
4.1 80.1
ヘモグロビン(g/dl) 10.9 ヘモグロビン 11.4
ヘマトクリット(%)
32.6 ヘマトクリット
34.0
アルブミン値 (g/dl)
3.7 アルブミン値 3.7
i-PTH (pg/ml)
97
i-PTH 96
Kt/v値
2.37
Kt/v値 2.34
QB 360
QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ FIX−250s eco
前体重 77.0Kg 後体重 74.6Kg DW 75.0
Kg
針 15G 6時間透析 補液 10リットル/時
ヘパリン ワンショット4mℓ 3mℓ/時(6時間通し)計22mℓ
前体重 77.4Kg
後体重 74.9Kg DW
75.3Kg
新しいダイアライザーのはじめてのデータが出た。B2-MG値については、前のダイアライザーでは、H26/6/23 前19.4 後3.3 除去率
83.0% H26/10/20 前18.1 後3.2 除去率 82.3%であった。今回は、前20.6 後4.1 除去率 80.1%。
既に新しいダイアライザーにして、3回透析した後のデータでありますから、除去率の点では、以前使用していたダイアライザーより性能
はやや落ちているようです。B2-Mg値については、透析前 20.0μm/ml以下が望ましいと言われており、ややこの点では物足りなさが
あるようです。血流量は、現在360ml/分でありますが、更に10ml/分程度上げた方がいいのかも知れません。
このままでは、いずれ毛根幹症候群の洗礼を受けるはめになりそうです。
只、心配な事は、Aチャンバに残るようになった血栓。やや以前よりは多くなり、H27/2/28にAチャンバの血栓の為、透析時間が短くなり
本来6時間透析の筈が5時間半で打ち切りとなる事態となってしまった事です。
このチャンバに残る血栓は、かれこれ数年前からで、ヘパリンを増量して対処しましたが、如何ともしがたく、DrからのHb・Ht値の極端な
減少がなければ、このままでもという事で、過ごしてきております。
いろいろの方面からこうした実情に対し、有り難いご教示も頂き、つい先週の終わりに、Drへ自費でいいですので肝臓からのホルモン(アン
チトロビンV ATV)の血液検査をお願いしました所、快く引き受けて頂けました。
3月の初旬には、当院の定期腹部エコーもあり、その結果は、数年来 肝臓に出来やすい部位に脂肪肝の走りがみられている点(大きさは
聞きました。確か1cm程度だったかと)。エコーでみられる範囲については、変化はないようですが、かって当院にて、肝臓部分のエコーで
みられない所を当院のCTにて検査した所 限りなく広範囲に微小の脂肪の固まりが存在している事を指摘されていた。
それ以来肝臓の全体部分については検査はしていません。その必要性を当院のDrは言われませんので、大過ないと私自身は思っておりま
すが・・・。
こうした微小脂肪の所為で、もしかしてアンチトロビンVが減少しているのでは・・・。と考えたわけです。おそれだけでは保険適用は難しい筈。
それで、自費でと言い、今月の2回目の血液検査時に実施して頂けないかと依頼した次第です。
異常が無ければ、ヘパリンの増量で対処していこうかと思っております。また、血流量の増加もその後考えたいと。(平成27年3月15日記載)
Drから思いもかけず 3月18日(水)でも良いですよ。と言われ、お願いいたしました。3月20日(金)結果が届いた。
アンチトロビンVは、74%であった。(株)メデイックと言う当院の血液検査機関から個表がきた。Drのコメントは、回診時特にはありませんで
した。が、間違いなくデータは見られたようで、「うーん。」の一言だけであったと。ナースさんから聞きました。
70%程度以下であれば、何か言おうと思っていましたが・・・。限りなくグレーゾーンでありましょう。基準値は、79〜121%。
数値を出したのは、これが最初。比較しようもなく、しばらく様子をみて、再度調べて貰おうと思う。費用は、2806円だとか。この検査には、
二通りあり、%で出す方が、活性化検査。アンチトロビンVが、どれだけ出ているかという数量を出す方は、定量検査と言う事も知りえた。
しかし、アンチトロビンVは、やや数値が低い事は確か。推量していた事に多少該当しそうな事は、確かなことのようでありましょう。
( 平成27年3月20日 記載 )
3月2回目の血液検査も大過なく。しばらく残血の件は、様子見。( 平成27年3月31日 記載 )
血液検査データ H27/ 4/13 血液検査データ H 27/ 4/ 27
血液検査データ
透析前 透析後 除去率(%)
透析前 透析後 除去率(%)
尿素窒素(mg/dl) 47.8
6.8
85.8 尿素窒素 53.4
7.0
86.9
クレアチニン(〃) 11.21 2.41
78.5 クレアチニン 11.89
2.39
79.6
カリウム(mEq/l) 3.9
2.9
カリウム 4.1
2.9
カルシュム(mg/dl) 9.2
9.4
カルシュウム 9.2
9.2
( 補正値 )
リン (〃) 4.8
1.9
リン
5.6
2.0
尿酸 8.4
0.9 尿酸
7.8
0.8
アルブミン値 3.9
ヘモグロビン(g/dl) 12.0
ヘモグロビン 11.8
ヘマトクリット(%) 35.8 ヘマトクリット
35.7
血糖値 (mg/dl) 104
i-PTH (pg/ml) 137
i-PTH 148
Kt/v値 2.37
Kt/v値 2.41
QB
360
QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ FIX-250s
eco 前体重 76.4Kg 後体重 75Kg
DW
75Kg
針 15G 6時間透析 補液 10リットル/時
ヘパリン ワンショット4ml 3ml/時(6時間)計22ml
前体重 77.3Kg
後体重 74.8Kg DW 75.0Kg
4月1回目の血液検査も大過なし。ダイアライザーには、ずっと1筋・2筋の残血あり。両チャンバも薄い残血あり。体重がやや増加傾向
であり、Dwの除水から100〜300ml程度を残している。それでも膝を挙げていないと最高血圧は、100を切る時が透析中に出てきて
いる。 (平成27年4月18日 記載)
4月2回目の血液検査も大過なし。症状については、1回目と同じ。 (平成27年5月5日 記載)
血液検査データ H27/ 5/ 11 血液検査データ H 27/ 5/25
血液検査データ
透析前 透析後 除去率(%)
透析前 透析後 除去率 (%)
尿素窒素(mg/dl) 57.8
7.7
86.7 尿素窒素 51.5
6.5
87.4
クレアチニン(〃) 11.15
2.40 78.5 クレアチニン
11.43
2.22
80.6
カリウム(mEq/l) 4.3
2.9
カリウム 4.2
3.0
カルシュム(mg/dl) 9.0
9.3 カルシュウム 9.4
9.7
( 補正値 )
リン (〃) 5.7
1.7 リン 6.4
2.1
尿酸 7.8
0.9 尿酸 9.0
0.8
アルブミン値
3.9
ヘモグロビン(g/dl) 11.7
ヘモグロビン 11.7
ヘマトクリット(%) 35.1 ヘマトクリット
35.4
血糖値
96
i-PTH (pg/ml) 143
i-PTH 159
Kt/v値 2.40
Kt/v値 2.47
QB
360
QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ FIX-250s eco 前体重 76.8Kg 後体重 75.1Kg
DW
75.0Kg
針 15G 6時間透析 補液 10リットル/時
前体重 77.0Kg 後体重 75.3Kg DW
75.Kg
5月になっても、血圧は、透析翌日まで、最高血圧は、100を切る場合が多い。その為か立ちくらみが頻発。翌日の昼頃からは、
回復。透析時 DW 75。0Kgのままで、400〜500ml分を除水量から残して透析。500mlの時が、一番調子がいい。400ml
だとやはり、立ちくらみは起こっている。但し、透析中200〜300mlは、体外へ水分が発散しているようで、実質除水残しは、200
ml前後でありましょう。透析後も声枯れもなく、これで、果たして充分な除水量であろうか。血圧からみれば、最高血圧が、100前後
を推移しているからいいのかもしれない。畑の方は、5月は、イチゴ・ソラマメの収穫時期で、立ったり座ったりの連続。さして運動量は
多くはない。その為生活体重は、やや増加傾向であろう。4月頃の裸体重は、75Kgを切っていた。5月は、75Kgをやや越えている
場合が多いのが、その証左でありましょう。 (平成27年5月19日 記載)
2回目の血液検査結果がでた。無機リン値が、前々回よりやや高くなっている。現在使っているダイアライザーが、アルブミンの抜け
が強いと聞いていますから、少し蛋白質摂取量を多くしたせいでありましょう。リン吸着薬は、従来どおりであるため高いかもしれない。
リン吸着薬は、フォスブロック錠 毎食前 1錠使用。只、透析中と次の食事に、二食分は、使用しないでもリン値は、正常範囲内であ
った。
それでは、正常範囲内ではないようです。
また、透析中 最高血圧が、100を切ることが多々あり、足を曲げていれば、100台をキープ出来る様であります。以前は、最高
血圧が、100台であれば、体内の残留水もなく、透析後声枯れが起こっていた筈。しかし、声枯れは、一切起こらず、果たして除水
は、適切であるのであろうか。当病院は、胸部レントゲンは、3ヶ月単位であり、その間は、まったく科学的というより、経験的な対応
であり、いささか不安があります。
かっては、DWも三ヶ月間は、固定でしたが、Drの計らいで、患者の希望を入れた除水が可能になっているのは、ありがたい事では
ありますが・・・。6月は、胸部レントゲンの月。果たして体内の残留水の有無は、どうでありましょうか。異常がなければ、いいのですが、
もし、残留水があったとすれば、声枯れが起こらないのに最高血圧が、何故100台を切るのであるか、考えられる理由を知りたい。
以上のことを病院側に言っております。 (平成27年6月2日 記載)
血液検査データ H26/ 10/ 血液検査データ H 26/ 10/
血液検査データ
透析前 透析後 除去率(%) 透析前 透析後 除去率
尿素窒素(mg/dl) 尿素窒素
クレアチニン(〃) クレアチニン
カリウム(mEq/l)
カリウム
カルシュム(mg/dl) カルシュウム
リン (〃) リン
尿酸 尿酸
ヘモグロビン(g/dl) ヘモグロビン
ヘマトクリット(%) ヘマトクリット
i-PTH (pg/ml)
i-PTH
Kt/v値 Kt/v値
QB
360
QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
針 15G 6時間透析 補液 10リットル/時