透析データ No.7 (
平成26年7月〜現在まで )
血液検査データ H26/ 7/ 7
血液検査データ H 26/ 7/ 23
透析前 透析後 除去率 (%) 透析前 透析後 除去率(%)
尿素窒素(mg/dl) 49.6
7.0 85.9 尿素窒素 42.4
6.6
84.4
クレアチニン(〃) 9.97
2.12 78.7 クレアチニン
8.97
2.15
76.0
カリウム(mEq/l) 4.8
3.1
カリウム 4.4
3.2
カルシュム(mg/dl) 9.4
9.8
カルシュウム 9.7
9.7
リン (〃) 5.0 2.0
リン 4.1
1.6
尿酸 7.5
0.8
尿酸 7.0
0.8
ヘモグロビン(g/dl) 11.5 ヘモグロビン 12.5
ヘマトクリット 34.1 ヘマトクリット
37.2
アルブミン
4.4
i-PTH
160
i-PTH
191
Kt/v値 2.42 Kt/v値 2.13
QB
340
QD 600 DW
76Kg 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
前体重 76.0Kg
後体重 75.2Kg
針 15G 6時間透析 補液 10リットル/時
前体重 78.7Kg 後体重 75.6Kg
6月は、定期の3ヶ月毎の胸部レントゲンがあり、右肺下が僅かにきれいに写らなかった。胸水の存在が確認された。
当医院では、レントゲン撮影が、3ヶ月に一回という長期間であり、私にとっては、毎度の三ヶ月毎の胸水の存在であります。
そして、毎度DWをきつめにして徐水をするのですが、1ヶ月後のレントゲンでは、やはり肺はきれいに写らない事が通例
となっております。その為、出来ましたら1ヶ月毎に胸部レントゲンをと声を上げますが、Drには、その訴えは、頻繁にレント
ゲンをと聞こえるようです。案の定、一ヶ月後の7月7日(月)レントゲンを撮りましたが、すっきりとは写らなかった。
こうした不安をDrにぶつけますと、私のやり方に従えないのなら、他の所へ行かれたらとまで言われる始末。これってて
いのいい追い出しではないでしょうか。Drには、患者を追い出す権限は無い筈。患者が、その病院を出て行く権利はあり
ましょうが・・・。
私の言いたい事は、適切なDWの設定をして欲しいという事に尽きるのですが・・・。Dr曰く、「適切なDWはむつかしい。」
3ヶ月毎に胸部レントゲンで、修正し対応していけばいいと。結局、少し位胸水があっても影響は無いと言いたげでありま
しょう。本当にそうなのでしょうか。その点の説明を詳しくして頂けると在り難いのですが・・・。
きっとDrは、今までこのやり方でやってきて問題がなかったと自負されているのでは・・。直る見込みがあれば、Drの指
示にも従いましょうが、こうしなければならないという事がない透析治療。体に水が残る事は、何等かの影響があるように
思えて仕方がありません。
6月から7月にかけては、DWがめまぐるしくかわりました。「この6月は、まあ毎度の事ではありますが、平成26年6月初旬
の頃のDWは、5月に引き続いてのDWで、78.3Kg。DWの推移は、78Kg−>変更直後のその日の透析中から77.5Kg−>
二日後には77Kgー>6月25日 76.5Kgに変更ー>次の透析日(27日)には、76Kgへ。 それでも、声枯れ等もなく、血圧
は、やや下がりぎみ、最高血圧は、130を少し下回るようになっております。6月27日の透析後の体重は、75.6Kgでした。」
何と、約1ヶ月の間に、2.3KgもDWを落としました。6月初旬頃には、既にDWに相当な誤差が出ていたという事ではなかろう
か。そうした対応をしても、それでも、7月7日の胸部レントゲンでは、胸水は、無くなってはいませんでした。
不適切な水が、体に残っている状況です。これは、DWが適切でなかったという事。うがった見方をすれば、少々の胸水では
直ぐには、死なないという安堵感が病院側にあるのではないかと。
患者自身の不摂生で、透析時間内に徐水が出来ない場合であれば、患者自身に責任がありましょうが、当方は、透析時間
内に徐水が出来る状況であったにも関わらず、患者の体に不適切な水が残ってしまうという事であり、DWが適切に管理されて
いないという事に他ならない。
こうした事が、毎回3ヶ月毎に繰り返されているのが、現状です。何とかならないものかと・・・。それが、1ヶ月毎の胸部レント
ゲンをという訴えになっているわけです。Drは、「科学的に対応していますから、胸部レントゲンは。三ヶ月毎を。」と言われる
のみ。
また、インタクトーPTH値は、リンの値が高ければ、通常は、高い数値を示すのが普通。6月の2回の血液検査でもそうなってお
ります。
血液検査データ H26/ 6/ 9
血液検査データ H 26/ 6/ 23
血液検査データ
透析前 透析後 除去率 透析前 透析後 除去率
尿素窒素(mg/dl) 49.3
6.7 86.4% 尿素窒素 52.2
6.7 87.2%
クレアチニン(〃) 10.29
2.1 79.6% クレアチニン
9.83 2.07
78.9
カリウム(mEq/l) 4.7
3.0
カリウム 4.5
3.3
カルシュム(mg/dl) 8.9
9.3 カルシュウム 8.7(補正値)9.3
リン (〃) 3.5
1.6 リン 4.3
2.1
尿酸
8.3 0.8
尿酸 7.6
0.7
血糖値
120
( HbAIc 5.1% 年一回測定)
ヘモグロビン(g/dl) 10.9 ヘモグロビン
11.0
ヘマトクリット
33.5
ヘマトクリット
33.6
B2MG値 19.4
3.3 83.0%
i-PTH
160
i-PTH 184
Kt/v値 2.37 Kt/v値 2.46
見てください、6月9日 リン 3.5 i-PTH 160 6月23日 リン 4.3 i-PTH 184となっております。ところが、
7月7日では、リン 5.0 i-PTH 160となっており、これは、オキサロールの使用量を、7月4日(金)より金曜日分のみ
2.5マイクロー>5マイクロに変更したからだと思われます。それまでは、月・水・金ともにオキサロールは、2.5マイクロの
使用であり、やや効きが悪くなってきているのかも知れません。かっては、i-PTH が、100を越える事はありませんでした。
i-PTH は、透析ガイドラインの数値内ではありますが、やはり100以内には、押さえておきたい数値ではあります。これ以後
金曜日のみ、オキサロール使用量は、Drと相談の上 5マイクロをしばらく続ける事にしました。
7月7日以降もDWは、かわります。7月中旬には、DW 75.7Kg 一度DWを75.5Kgにした所、透析開始3時間後には、声が
かれ、足も攣りはじめましたので、急遽DW 76Kgに戻してその後の透析は最後まで出来ました。その後、透析毎に0.1Kgずつ
DWを下げ、適切なDWを見つけるべく試みさせて頂きました。7月11日(金)よりDWは、75.65Kgで実施しております。レントゲン
は、8月に再度実施して頂けるようです。当然、心胸比も、7月 49に 4ヶ月前の3月では、47.3であったかと。こうした心胸比の
推移についても、Drは、誤差の内と明言されていました。
これで、DW 75.65Kgでの透析は、7月11日と14日の二回になります。両日とも透析終了時、声枯れはしましたが、足痙攣は、
起こりませんでした。しかし、家に帰ってから翌日にかけても声枯れ症状が続き、14日(月)以降は、喉や喉奥に何やら違和感が
透析日の前日まで続きました。16日(水)朝には、すっかり収まっておりましたが・・。やや、DWがきついのかも知れません。
(平成26年7月16日 朝記載)
7月 2回目の血液検査が出ました。今回は、通常の月曜日検査ではなく、一日空いた透析日検査でありました。大幅なHb・Ht
の増加があり、特に食事面で、大幅に替えてはいませんので、何がと考えていましたら、回診時 Drより、夏場であり、体から大
幅な水分の析出があり、濃度が高くなり、数値が上がったのではという指摘があり、エスポ(造血ホルモン剤)の使用を少なくした
らという事であり、現在 月・金 2回 750単位投与でありましたが、次週より 金曜日 1回 750単位とか。
そして、リンの値は、さほど高くないのに、インタクトPTH値が、過去最高の191を示した。リンの値が高いのであれば、PTH値
も高くなるのは自明の理ですが、そうでない分何ゆえと思ってしまいました。
これは、Drの経験値を頼ろうとして、リンの値がたかくないのにPTH値が上昇していく場合、どのような事柄がかんがえられるの
でしょうか。と問い合わせしました。Dr曰く「インタクトPTHは、骨の回転骨の様子を表し、君の場合は、透析患者のガイドライン60
〜240pg/ml以内の数値でありますから、それ程神経質ならなくても。むしろ運動をよくして、骨に重力をかけたほうが丈夫になり
ます。」と。確かにそうでしょう。現在 活性ビタミンD剤(オキサロール)は、月・水 2、5マイクロで金曜日のみ 5マイクロ使用。
Dr曰く「ややオキサロールへの反応が鈍くなっているかも。」と。更に続いてもう一回 5マイクロを増やす事は・・と問いましたら、
「診療報酬の点で、1回までなら許されますが、2回以上は・・・。」と言われ、心の中で本当かいなと思ってしまいました。
透析二人会HP上では、オキサロールについては、次のようにのべられています。
{オキサロール注(商品名)=「アナログ(後記<注>@参照)
<静注薬>
・単位:2.5μg、5μg、10μg/ml/A
・用法用量:透析終了直前に1回2.5〜10μgを週3回、透析回路静脈側に注入する。
血清PTHの改善効果が認められない場合には、高カルシウム血症の発現等に注意
しながら、1回20μgを上限に慎重に投与する。目安として、i―PTH300pg/ml
以上500pg/ml未満は1回5μgを週3回透析後に投与、i―PTHが500pg/ml以上は
1回10μgを週3回透析後に投与する。
但し、血清Caが11mg/dl以上(補正Ca使用)になれば減量し、11.5mg/dl
以上になれば投与中止、i―PTHが150pg/ml以下になっても投与を中止する。
オキサロールは、「2次性副甲状腺機能亢進症」のパルス療法に用いられる代表的な
静注用薬剤です。
10月1回目の血液検査で、Hb.Ht値が下がっていた。当然8月中に、やや高い値を示し、Drより発汗量が多いのでしょう
濃度が高いようですので、エスポを月・金曜日に各750単位使用していましたが、金曜日 1回 750単位のみにしましょう
ということになっていた。9月はまだ残暑がきつく、発汗量も多かったのでしょう。Hb.Ht値には、変化がなかった。10月にな
って急激に下がったようです。その為10月より再度月・金曜日 各750単位使用となりました。
そして、9月よりオキサロール(ビタミンD活性剤)も、月・金曜日 5マイクロ。水曜日 2.5マイクロになった為でしょうか。
i-PTH値は、152と下がったようです。オキサロールの効きと云う点で2次性亢進症状が進行しているのではないかとも推測
するのですが・・・・。
そうそう、9月末頃 健康診断(市の無料健康診断 私の場合は、人間ドック検査も全て無料)を当院で実施してもらおうとDr
に回診時申し出ましたが、拒否されました。Drは、無料の市の検診が、私の場合済んでいると思われたのでしょう。
「何度も出来ませんと言われました。」から。実際は、まだ受診していなかったのですが・・。言おうと思いましたら回診が終わり、
次の患者さんへ行かれてしまいました。仕方が無いので家の近くの別の医院に申し込みました。(平成26年10月14日 記載)
10月2回目の血液検査。オキサロールを増加したからでしょうか、iーPTH値は、減少。エスポも週 1回増やした結果でしょう
前回より向上したようです。
只、此の週の月曜日から水曜日にかけてダイアライザーにも残血が、表面だけのようですが片面全面にあり、金曜日にも月
・水と弱冠違いますが、全面にまだらもようで残血と思われる物がありました。単なる返血不足のような気もしますが、ナースさ
んによれば、これ以上続けても変わらないという言葉がありました。(此の時のナースさんは、Yさんでありました。)
次の週の月曜日 再度様子をみてみようと思います。これまでも、ダイアライザーには、幾筋かの表面だけの残血現象は、出て
おり、それ程極端なヘモグロビン値の減少もありませんでしたから、そのままにして対処しておりました。先週は、やや極端で
ありましたから記録として残しておきます。参考までに、この2回目の検査では、CRP定性は、(−)でありますし、血糖値は、
95。血清鉄値は、86でありました。(平成26年10月26日 記載)
私は、透析を受ける前から、かって、時として血液検査で、蛋白以外に糖が出る時がありました。年1回の血液検査時、ほと
んどは、検出されませんでしたが、数年に1回あるかないか位の頻度で出現しておりました。その為精密検査を受け、「境界型」
であるという結果が出ております。糖尿病予備軍扱いでした。
透析を受けるようになってからも、「境界型」かと思っておりますが、毎月の血液検査の血糖値は、やや高い。当院では、糖尿
病検査として、年1回(6月頃) HbA1c(糖化ヘモグロビン)検査をして頂けているようです。
最近、「血液透析を受けている患者さんでは、透析回路での赤血球の破壊と損失、尿毒症による赤血球膜の傷害、慢性肝
障害による脾臓機能の亢進などにより、赤血球の寿命が短縮している場合が多くみられます。赤血球を補うため、増血剤で
あるエリスロポエチンの投与がなされますが、これも糖の結合したヘモグロビンの割合を少なくさせます。
このため、透析患者さんでは、本来のHbA1c値より低めの傾向になります。血液透析を受けている患者さんではHbA1cに比
べ てGA(グリコアルブミン)のほうが血糖コントロール指標として優れています。」という事を知りました。
一度、本当かどうか確認し、変更が可能であれば、して頂こうかとも考えるようになりました。(平成26年10月31日 記載)
血液検査データ H26/ 10/
血液検査データ H 26/ 10/
血液検査データ
透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 尿素窒素
クレアチニン(〃) クレアチニン
カリウム(mEq/l)
カリウム
カルシュム(mg/dl) カルシュウム
リン (〃) リン
尿酸 尿酸
ヘモグロビン(g/dl) ヘモグロビン
ヘマトクリット
ヘマトクリット
i-PTH
i-PTH
Kt/v値 Kt/v値
QB
370
QD 600 透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
針 15G 6時間透析 補液 10リットル/時