私の透析血液データの記録
No.4 (平成24年8月〜平成25年2月末日までの透析期間)
1.最近の透析データ
血液検査データ H24/8/6。 血液検査データ H 24/ 8/20
血液検査データ
透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 52
11
尿素窒素 57
14
クレアチニン(〃) 11.38 3.17
クレアチニン 11.46
3.36
カリウム(mEq/l) 4.4
3.1 カリウム
4.0
3.1
カルシュム(mg/dl) 8.5
9.8 カルシュウム
8.9
9.9
リン (〃) 5.0 2.3
リン 4.2
2.2
尿酸 8.5 1.4 尿酸
9.0 1.4
β2−MG 20.7
4.7
ヘモグロビン(g/dl)
11.0
ヘモグロビン 11.4
ヘマトクリット 33.0
ヘマトクリット
33.4
i-PTH
158 i-PTH
Kt/v値 1.80
Kt/v値
1.60
QB 295 QD 600に近い
透析条件 前回と同じ
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
eco
針 16G 5時間透析 補液 8リットル/時
8月に入ってから、補液量を10リットル/時から8リットル/時に変更。QBも8月より290−>295に変更。どちらの変更による
ものでしょうか。Kt/vが、過去最高 1.80となりました。最近Drより QBは350まで上げてもよいという許可を頂きました。
Kt/vもB2-MG値も良くしようという目論見が私にはありますから、QBを上げ、補液量を弱冠下げるとB2-MG値にどれだけの
影響が出てくるのか。この辺りを見極めたいという気持ちでいます。
しかし、8/6(月)、8/8(水)、8/10(金)の3回とも、返血時にチャンバー内の両方に血液凝固がかなりあるようになりました。
今までにはない状況が起こっております。当方の食事は、私自身さして変更をしていませんので、何が原因なのか分からない
状況となってしまいました。一度Drに食事以外で考えられる事として何かあるのかお聞きしようと考えています。ダイアライザー、
チャンバー、透析回路の管等も変更はありません。強いて条件を変えたのは、補液量の変更でしょうか。( 平成24年8月11日
記述 )
8月13日(月)の透析時、Drよりチャンバー内に残った血栓は、私自身のアルブミン等の栄養状態がよいからではないかと言
う説明がありました。確かに、HDF透析では、アルブミン値は、たいして漏出していない事は自身で確かめていますから、私自身
のアルブミン値は、自身が体内で使用する為か、尿として排出している可能性が高い気がしています。最近、気温が高く、汗も
良く出していますから、尿として出していない。通常500〜800ccの尿が、ここ最近は、200〜300cc程度に落ちている事は
確かな事ではあります。実際私のような透析患者の尿の成分は、個々人により違いはありましょうが、タンパク尿は、透析に入
る前は、4プラスだったと思います。現在は、尿も相当匂いますから、かなりのタンパク尿でありましょう。1プラス上がるごとに、10
0ccあたり、どの程度のタンパク量の違があるのでしょうか。知りたいものです。その為、ここ数週間は、尿量も少なく、血中の
タンパクは、それ程排出されなかった可能性が、高いともいえましょう。そうした、富栄養状態であった為に、透析後に、チャン
バー内に残血がかなりの量残ったというのが、Drの見解なのでしょう。
この時期は、猛暑日が続き、体を動かすこともあまりない期間かと、それで、体内にかなりのタンパク(アルブミン)が、残って
いたと考えられなくもなく、Drの解説に納得がいきます。
その13日(月)の透析では、チャンバーの残血もたいしたことはなく、むしろ今回はダイアライザーに残血がありました。よくよく考
えるに、前々日(11日)に知り合いに不幸があり葬儀に参列し、1食抜かしておりましたことも関係していたかも知れません。
人間の血液内には、相反する作用が、バランスよく働いているようです。凝固作用のフィブリンと、反凝固作用のブラスミンが
あるとか。現代人は、ストレス等で、弱冠反凝固作用のブラスミン効果が失われている場合が多いとか。その為でしょうか、年
齢が高くなるとそうしたことで、凝固作用が働き、血栓が出来易くなるとも聞く。脳に出来れば、脳血栓。心臓に出来れば、心臓
が、壊死します。こうした危険を持ちつつ生活しているといえましょうか。(平成24年8月14日 記述)
やっと、2012年8月24日(金)の透析で、チャンバーにもダイアライザーにも残血が以前ほど多く残らなかった。それまでは、
何らかの残血が、かなり残っていた状況が、続いていました。ほぼ3週間続いた事になりましょうか。残血は、皆無になったので
は、現時点ではありません。やはり、残ってはいます。その間 ヘモグロビンは、血液検査にて、上昇しており、8月20日では、
11.4となっております。あれだけ残血が残りながら、体内のヘモグロビン量は、減少していませんでした。
8月末には、ナースの方と、エスポの回数を減らしてもいいのではという話は、いたしました。Drの判断待ちでしょう。
それと、血中濃度の関係もあるのかと。しかし、7月と8月の透析時の除水量にも、大きな差はなく、血中濃度に大きく影響して
いないのではとも考えますが、実質は、透析前体重は、DWに限りなく近づいており、実際のDWよりやや低めに設定し、やや除水
量は、多くした筈。それ故、微妙な濃度の違いで起こるやも知れず、良くは分からないことであります。確かに、7月の1日排出
尿量と8月分を比べれば、100ccの違いであり、8月の方が、弱冠少ない傾向にありました。
8月になってから、特に猛暑日が続き、汗もよくかきましたので、水分を、通常よりも相当多く取りましたが、DWでみる限り、それ
程の除水量の多さとしては、出てきませんでした。 { 平成24(2012)年8月27日 記述 }
8月最終週の水曜日(8/29)よりQB
300となりました。HDFの補水量も10ℓ/時に戻しました。5時間透析は変わらずです。
しかし、まだチャンバー内には、返血時には、A側、V側共に、べっとりと血のりが壁面に付き、底の血の塊は、ありますが、
少なくなってきました。
当透析室には、二人のDrがみえ、既に一人目の方からは、栄養状態がいい為に、残るのでしょうという話を頂いております。
もう一人の方には、見解をお聞きしていませんでしたので、再度残るだろう考えられる理由をお聞きしました。
結論から言えば、血液中の凝固作用が強まったのではないかという事でした。そして、残っても、返血時ゆっくり血を返して
いますから、血栓等の微小な物は、体内へは来ないのでは。仮に来たとしても、微小故、体内で溶かす働きもあり溶けるとい
う可能性もあり、心配しなくてもという話でありました。
何時頃から、血の塊はできるのかをお聞きしますと、透析開始時期から出来ると思うという話でした。とすれば、かなりの速さ
で、血を移動させていますから透析中に微小な血の塊は、体内へ移動しているとも考えられるかも。
最悪、肺閉塞の危険性が、あるのでしょうか。チャンバーに残血が出来るという事は、こうした危険性をも考えてしまいまし
た。 ( 平成24年9月2日 記述 )
最近は、こうした残血現象で、自問自答する事が多くなり、思い余って、透析二人会の管理者であります方に個人的にメー
ルを送りました。ご丁寧な返信もあり、透析患者でもあられるHP管理者として、今現在で考えられる事柄を推察して頂けまし
た。それ故、もう一度私自身の考えを整理するきっかけになりましたし、原因というか、要因らしきものに行き着けそうな気がい
たしてきております。
また、そのメールには、この透析データNo.4を読まれたのでしょうか、私の心配事についても、コメントして頂け、ありがたい
事と感謝いたしております。同じ透析をする仲間であり、その先達でもありますから、私以上に経験値をお持ちの筈。その方の
コメントは、純粋なコメントであり、心配していた事柄への氷解以外の何物でもありません。安心するのであります。Drは、いか
んせん専門家であり、患者のこうした心配は、知ってか知らずか分かりませんが、結論のみをお話なされるのでしょう。途中の
過程が、有りませんので、患者には、よく理解しかねる事が多々あります。( 上記記述は、平成24年9月8日に記載。)
血液検査データ H24/9/3。 血液検査データ H24/9/24
血液検査データ
透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 57 12
尿素窒素 52
12
クレアチニン(〃) 12.38
3.47
クレアチニン 11.29
3.33
カリウム(mEq/l) 4.2 3.1
カリウム 3.8
2.8
カルシュム(mg/dl) 8.6 10.0
カルシュウム 8.9
9.5
リン (〃) 5.7 2.1
リン 2.9
1.5
尿酸 9.2 1.5
尿酸 7.3
1.3
β2−MG
ヘモグロビン(g/dl)
11.0
ヘモグロビン 11.0
ヘマトクリット 33.0
ヘマトクリット
33.7
心胸比 48.9
3ヶ月前は、 48.6
i-PTH
178 i-PTH
138
Kt/v値 1.78
Kt/v値 1.64
QB 300 QD 600に近い
透析条件等は、全て前回に同じ。
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
eco
針 16G 5時間透析 補液 10リットル/時
8月中ごろ過ぎからは、畑での作業は、作物の収穫のみではなく、収穫の終わった野菜類の後始末と、草取りに明け暮れ
家の中にいても、お盆過ぎまで、家のクーラーの調子が今一。電気代だけいって、まったく用を成さない状況でありました。
クーラーが直ったのも、お盆過ぎ。畑で、汗を一杯かき、家では、座っていても汗がでるという状況でした。熱中症にならない
よう、こまめにお茶を飲んでいましたが、7月末くらいから、透析日の透析前体重は、DWにだんだん近ずき、8月以降は、DW
と同じ体重になってしまい、果ては、DW以下の時も出てくるようになりました。ナースさんから、食事は取れていますかと聞か
れる始末。少し食事量は、減ったかも知れませんが、食欲もあり、よく食べていたと思います。それでも、透析日の体重は、以
前と比べ、減少傾向でありました。お水も、かなり飲んだつもりであります。それでも、尿は、よく出なくなっていました。経験的
にそう思えます。9月に入り、やや透析前体重は、増加傾向になり、尿も、8月と比べ、弱冠出が、よくなったように思えます。
9月に入り、畑では、秋に向けての耕し、堆肥入れ等の作業があり、透析のない日は、ほとんど毎日、朝の太陽が出る1時間
から2時間、休み休みではありましたが、作業をし、夕方も、同様の作業の連続。腰も痛くなり、湿布薬を頂きました。
9月8日で、おおよその畑の作業は、一段落。次は、秋野菜の種まきが、待っております。
こうした中、自身でDWも低下しているのではと推量し、8月中旬以降は、意識的に、自分でDWを低くし、除水量を0、1〜0.3
Kg分増やして 透析時 除水して貰っておりました。9月も同様であります。
夏場は、汗をかきやすい。やはり、DWを甘めに設定すべきであったかも知れません。沢山お茶を飲んだと自分では思って
いますが、やはり、汗として出る量と飲む量のバランスが、取れていなかったかもしれないという事が、1点。それと、除水量を
7月と同様に8、9月にも適用し、自身で勝手にDWを下げ、やや多めの除水をしていたのではないか。( 6月の心胸比、48,6
9月 48.9 )であり、除水のし過ぎとは、思えない結果ですが、どうなんでしょうか。
結局、ヘマト、ヘモグロビン値が、透析前では、適切であっても、透析終了に近づくにつれ、除水により、徐々にヘマト、ヘモ
グロビン値が7月と比べ、相当高くなった可能性は、無きにしも非ず。加えて、しっかり透析が、それを助長したともいえるので
しょうか。
そう考えれば、8月6日から突然、起こり始めたチャンバー内の残血現象も説明が、つくのではないかと。そう考え始めた所
です。( このように考えられるのも、透析二人会の方からのご助言が、あったればこそと思っています。)まだ、思考途中の
事柄ではあります。実証して、確かめねば。
後1点。透析時の体重が、DWに近づいていった現象を夏ばてに当てはめて考えていますが、体の中の、何かの炎症と考え
ることも出来ますが、血小板の極端な増減もない点。(「CRP」が高い。二桁以上とかについては、確認していませんが、検査
結果は − であります。)まずは、考えてもいません。やはり、夏ばて以外には、考えられないでしょう。( 平成24年9月9日
記述 )
何かの炎症ではという点について、「コリンエステラーゼ」でも検査して頂き、数値255U/Lであり、基準値以内でありました。
ここのところ、3回くらい、チャンバー内の残血は、静脈側は、きれいになりましたが、まだ、動脈側は、薄くチャンバー内面に
血が付いています。以前と比べれば、かなり良くはなっています。除水量をDWから300〜500ml分残すように除水をしてい
るからでしょうか。まだ完璧ではありませんが・・・。9月末の水曜日からQBを305mlに変更して頂いております。 (平成24年
9月25日 記述 )
血液検査データ H24/10/10。 血液検査データ H24/ 10/22
血液検査データ
透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 38 8.0
尿素窒素 49
10
クレアチニン(〃)
9.15 2.60
クレアチニン 10.79
3.05
カリウム(mEq/l) 3.8 2.9
カリウム
4.2
3.2
カルシュム(mg/dl) 8.9
9.3
カルシュウム
9.1
9.6
リン (〃) 3.2 1.7 リン
4.0
2.3
尿酸 6.4
1.0
尿酸 8.7
1.3
β2−MG
ヘモグロビン(g/dl)
11.0
ヘモグロビン 10.3
ヘマトクリット 32.0
ヘマトクリット 31.4
i-PTH
114 i-PTH
124
Kt/v値 1.79
Kt/v値
1.84
QB 305 QD 600に近い
透析条件等は、全て前回に同じ。
ダイアライザー ニプロ MFX-25s eco
DW 80.8Kg
針 16G 5時間透析 補液 10リットル/時
前体重 82.3Kg 後 80.8Kg
通常検査は、月曜日ですが、今回は、水曜日となりました。
10月になってからも透析回路のチャンバー内の残血は、除水を甘くしてからは、やや改善の兆しがありましたが、それ
でも、残血は、動脈側のチャンバーの内側表面に薄く残っております。除水を甘くして、ほぼ1ヶ月なっても完璧な兆しが
でませんでしたので、透析最初のヘパリン1ショット(1000)にさらにヘパリンを追加して頂けないかと相談し、250プラス
して頂きました。すると、更に残血の改善は見られましたが、皆無には、まだ程遠い状況ではありました。除水を残して、
1ヶ月近くになり、肺への残水が心配であり、レントゲンの依頼をしましたら、次回の透析日に入れて頂けました。結果は
きれいに肺が写り、心胸比は、前回と左程変わりない数値でした。
Drは、あまり、残血ばかりにということでしょうか。血液検査のヘモグロビン等々の減少も無い故、もっと長いスパーンで
考えてもいいのでは・・・。と考えられるのでしょう。さして心配してみえないのかなとも思いました。が、私が、強く言いました
ので、10月17日より更に250プラスして500にしてみますといって頂きました。
また、この10月10日の私の血液検査をみて、少し驚いてみえたようでした。(Dr回診時のことではあります。)二日おき
後の検査と一日おいた後の検査でこうも違うものなのかと私自身も驚いています。尿素窒素、クレアチニン値が、通常日
検査の半分強の値であることでした。当然と言えば当然なことでしょうが・・・。(平成24年10月16日 記載)
残血問題ですが、ヘパリンを1250にしても完全な解決に至らず、もう250追加して、1500のヘパリンにしましたが、あ
まり変化はなく、再度ヘパリンを1000に戻しますと、8月の状態に戻ってしまいました。やはり、ヘパリンを増やしていくしか
ないと思うようになりました。Drも気にかけていて貰え、ヘパリンを体重に関係なく一律に使用するのではなく、体重に比例し
て使う事、要するに個人個人にあった量があるのでは、と言う事を言っていただき、10月29日(月)より再度 250増やし
1250のヘパリンを透析開始時に使用する事になりました。それでも、完璧に残血は、無くならないだろうと推量します。
ヘモグロビン、ヘマトも弱冠低下してきましたので、やはり、極僅かでも残血があれば、低下していくのだと言う事が分かり
ました。平成24年10月22日の血液検査にて、Kt/vが、今までの最高値 1.84を記録いたしました。 ( 平成24年10
月26日 記述 )
血液検査データ H24/11/5 血液検査データ H24/ 11/19
血液検査データ
透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 57 12
尿素窒素
50
10
クレアチニン(〃) 10.75
3.05 クレアチニン
10.97
2.94
カリウム(mEq/l) 3.9 3.1
カリウム
4.1
3.2
カルシュム(mg/dl) 8.6 10.0 カルシュウム 9.1
10.2
リン (〃) 3.6 1.8 リン
3.8
2.3
尿酸 8.8
1.5
尿酸 8.6
1.2
β2−MG
ヘモグロビン(g/dl)
9.8
11.2
ヘモグロビン 10.5
ヘマトクリット 29.7 33.2 ヘマトクリット 30.1
i-PTH
114 i-PTH
104
Kt/v値 1.81
Kt/v値 1.82
QB 310 QD 600に近い
透析条件等は、全て前回に同じ。
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
eco QBのみ315に変更
針 16G 5時間透析 補液 10リットル/時 11月の上旬よりエスポ 週 2回
DW
80.8Kg (750×2 月、金曜日投与)
前々回の血液検査より、Ht,Hb共に数値が減少してきました。今回とうとうHbが、10をきりました。即座に、エスポの投与を
週 2回に変更をお願いし、その週より水・金曜日に投与して貰い、次週からは、月・金曜日の2回投与にして頂けるとか。
おそらく、透析のたび毎の残血の為せる事かと僅かではありますが、塵も積もれば何とやらでしょう。やはり、残血問題は、
クリヤーしないといけない事柄ではあります。
その為、Drと話し合い、透析直後のヘパリンを増やしながら、様子を見ていく事となりました。両Dr共、ヘパリンの量を増や
す事は、その人の体格やら体重に比例してもいいのでは、一律でなくてもいいという考え方のようでもありました。
まずは、透析直後の1ショット分 通常は1000たんいでありますが、それを250たんいずつ上げて様子をみてみることに
なりましたが、これまでに1250、1500、1750,2000として透析をして頂きましたが、弱冠のよい傾向はみられましたが、
どうしても、動脈側のチャンバー内の壁面に付く薄い血のりのような残血は、消失しませんでした。ダイアライザーには、まっ
たくと言っていい程残血もなく、毎回綺麗な状態でありました。
次回11月11日(月)の透析では、1ショットは1750たんいとし、透析中のヘパリンの継続投与を 通常は、5時間透析で
すので、4時間 4000たんい(1時間当たり 1000単位投与)でしたが、4.5時間まで投与してみて様子を見ることになり
そうです。いったいヘパリンの総量は、1回の透析当たりどこまでが許容されるのでしょうか。知りたい事ではあります。
(平成24年11月10日 記述) 某透析医院では、7時間透析の方で、ヘパリン 7000〜10000単位を使ってみえる方も
あると知りました。( メールにて教えて頂きました。信頼の置ける方からの貴重な情報であります。( 平成24年12月8日
記入 )
11月中旬には、継続投与のヘパリンを4.5時間(4500単位)にしましたが、ほとんど残血の解消には至りませんでした。
ヘパリンでは、解消できない事なのかも知れず、再度通常のヘパリン量に戻すべく、徐々に1ショット分を減らし、11月
23日には、1ショット 1000単位、4時間分 4000単位のヘパリン量に戻しました。それでも、ほとんど残血量に変化は
ありませんでした。その様子を病院側は、写真に取り、残して頂けました。
心配していたHt,Hbは、エスポが効いたのでしょう。増加傾向に転じました。しばらくは、残血が残る事については、病院
側にげたをあずけ、体調面でのHt・Hbの数値の極端な増減がないように対処していこうと考えています。 (平成24年11
24日 血液記録の更新をしつつ記入しました。)
血液検査データ H24/12/3 血液検査データ H24/ 12/17
血液検査データ
透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 51 11 尿素窒素 51
11
クレアチニン(〃) 10.36 2.94 クレアチニン
10.33
2.78
カリウム(mEq/l) 3.8 3.3 カリウム 3.9
3.3
カルシュム(mg/dl) 9.1 10.1 カルシュウム 9.3
9.7
リン (〃) 3.3 1.9 リン 3.9
1.8
尿酸 8.1 1.3
尿酸 7.4
1.1
β2−MG
ヘモグロビン(g/dl) 10.4
ヘモグロビン 10.8
ヘマトクリット 31.4 ヘマトクリット 32.9
i-PTH
109
i-PTH
119
Kt/v値 1.74
Kt/v値 1.74
QB 320 QD 600に近い
透析条件等は、全て前回に同じ。
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
eco 前体重 82Kg
後 80.8Kg
針 16G 5時間透析 補液 10リットル/時
DW
80.8Kg 前体重 82.4Kg 後 80.9Kg
前週の水曜日からQBを 5上げて 320に致しました。すると、チャンバには、QB 315時と比べ、動脈側だけでなく、
静脈側にも残血が、うすく残るようになりました。ダイアライザーには、まったく残血はありません。しかたなく、また、12月
5日(水)から QBを315に戻してもらい透析を行って頂いております。( 平成24年12月8日 記載 )
血流量を、再度320に戻し、透析をする事にしました。両チャンバには、壁面に血のりと、底には、塊らしき物が、両方に
残っております。Ht・Hb共に数値は、下がることなく経過しており、12月最終週の水曜日から、血流量を5アップしようと。
そして、以前ヘパリンを増量して経過観察しておりましたが、それなりの結果が出ませんでしたので、元に戻しました。その
再チャレンジをしようかと。1ショット 最大3000〜4000単位まで。透析中は、4時間分 4000単位というメーカーが、認
めている量までは観察してみようと。ただ、この量は、一般的な量であり、容積の大きい人でも、小さい人でもヘパリンは、同
じ量という事ですので、容積に比例して使ってもと思っています。こうした点は、Drに話し、了解を取る事項かと。(平成24年
12月24日 血液検査データを渡された日に記載 )
血液検査データ H25/1/7 血液検査データ H25/ 1/21
血液検査データ
透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 59 12 尿素窒素 58
13
クレアチニン(〃)
9.91 2.65
クレアチニン 10.34
2.98
カリウム(mEq/l) 3.7 3.2 カリウム
4.2
3.3
カルシュム(mg/dl) 8.7
9.6 カルシュウム
8.9
9.9
リン (〃) 3.0 2.0 リン
4.9
1.9
尿酸 7.9 1.2
尿酸
7.7
1.2
β2−MG
ヘモグロビン(g/dl) 10.8
ヘモグロビン 11.1
ヘマトクリット 32.3 ヘマトクリット 33.0
i-PTH
93 i-PTH
124
Kt/v値 1.79
Kt/v値 1.72
QB 330 QD 600に近い
透析条件等は、全て前回に同じ。
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
eco
針 16G 5時間透析 補液 10リットル/時
DW
80.8Kg 前体重 81.6Kg 後 80.9Kg
DW 80.0Kg 前体重80.9Kg
後 79.3Kg
透析検査データ等には、余り変化はありませんでした。残念な事に、本Drは、ヘパリンの増量には、否定的で、より少な
い方向で使用したいようであります。結局、私のヘパリン増量の申し出は、却下されました。以前増量を許可された別のDr
は、12月末で、退職されてしまいました。今は、Dr一人で、内科から外科、透析を受け持ってみえ、透析患者が、帰られる前
に病室へ来られない事が、しばしば。毎回午前の部の数人は、Drの回診なしで、帰られている。
コリンエステラーゼの検査値は、238U/L 標準値内のようです。しかし、日内変動や運動の影響はありませんが、睡眠薬
や緑内障治療薬(降眼圧薬)、抗血栓剤などでは数値が下がると言われ、私は、緑内障の点眼薬を毎日使用しており、ヘパ
リン(抗凝固剤)も使っていますので、もしかして、もう少し本当は、高い値であるのかも知れません。 コリンエステラーゼ(ChE)
は肝臓で産生されているので、ChE値が基準値を下回っている場合は、急性・慢性肝炎、劇症肝炎などが疑われ、著しく低いと
きは肝硬変や転移性肝がんが疑われるという。
逆に、急激に増加した場合はネフローゼ症候群の疑いがあり、高値のときはそのほか甲状腺亢進症、脂肪肝、高血圧症、
糖尿病などが疑われるという。とすれば、今の所、そうした心配はないということでいいのでしょうか。(平成25年1月28日 記載)
参考までに、コリンエストラーゼ値の推移を記載しておきます。
現在の透析病院ではない所の記録では、次のようでありました。
平成5・8月 9月 10月 11月 平成6・1月 2月 3月
コリンエステラーゼ値
4942
5719
5171
5380
5132
5801 5456
IU/ℓ 基準値 3500〜8100
透析病院の記録
平成22・9月 23・1月 23・5月 23・9月 24・1月 24・5月 24・9月 25・1月
コリンエステラーゼ値 248 247 267 244 282 259 255 238
U/ℓ 基準値 200〜465
平成25・5月
コリンエステラーゼ値 252
血液検査データ H25/2/7 血液検査データ H25/ 2/ 18
血液検査データ
透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 59 14 尿素窒素 58 12
クレアチニン(〃) 10.60 3.12 クレアチニン
10.87
2.97
カリウム(mEq/l) 4.0 3.4 カリウム
4.0
3.4
カルシュム(mg/dl) 8.7
9.9 カルシュウム
8.8
9.5
リン (〃) 4.6 2.0 リン
5.1
2.2
尿酸 8.2 1.3
尿酸
9.6
1.5
β2−MG B2-MG 18.0
3.5
ヘモグロビン(g/dl) 11.5
ヘモグロビン 11.7
ヘマトクリット 33.8 ヘマトクリット
35.2
i-PTH
128 i-PTH
124
Kt/v値 1.66
Kt/v値 1.78
QB 335 QD 600に近い
透析条件等は、全て前回に同じ。
ダイアライザー ニプロ MFX-25s
eco
針 16G 5時間透析 補液 10リットル/時
DW
80.0Kg 前体重81.3Kg
後79.6Kg DW
80.0Kg
前体重 81.0Kg
後 80.1Kg
QBを330−>335に上げましたが、Kt/vは、かえって下がり、思い通りには行きません。そして、残血は、相変わらず
で、推移しておりますが、ヘモグロビン値・ヘマトは、上昇傾向で、エスポは、しっかり効いていると考えます。週2回(月・金)
の二回でありますが、2月11日より、しばらく月・水の2回に変更方依頼しました。( 平成25年2月8日 記載 )
エスポの投与を、少し変えましたが、やはり、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値共に、上昇傾向は止まず。Drと相談し、Ht値
が、12.0を越えた時点で、エスポの投与を1回に変更しようと考えています。Drは、こうするという見解は述べられませんで、
私の考えを尊重されているようでした。( 平成25年2月23日 記載 )
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