私の透析血液データの記録
No.3 ( 平成23年9月〜平成24年7月までの透析期間 )
1.透析データ
H23/9/5の血液検査データ
透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 58 15
この時のKt/vは、1.54 でした。
クレアチニン(〃) 10.49 3.42
透析条件、使用医薬については、従前通りです。
カリウム(mEq/l) 3.8 3.4
カルシュム(mg/dl) 9.1 9.8
リン (〃) 2.2 1.8
尿酸
8.2 1.6
ヘモグロビン(g/dl) 11.0
ヘマトクリット 32.9
前々回より、無機リンの値が後採血で、2.5を大きく下回りました。直近のデータでは、透析前の無機リンの値も、2,5
を下回る結果となり、どうすべきか思案しております。
前々回の時は、主治医から、リン吸着薬の一時中断をしたらと言われておりました。が、私が留保しておりましたので、今
回は、主治医もこの結果に対してコメントをされなかったのでしょうか。しばらく、中断しておこうと思います。( 次回の血液
検査は、二週後の最初の月曜日ですから、それまでの間、全ての中断は怖いので、毎食 朝のみ チュアブル錠を使い、昼
夜は控えておこうかと・・・。)勿論、この決定は、主治医の了解の下であることは、言うまでもないことではあります。
知りたいことは、無機リンの値が、透析前から長期に渡って低位の状態が続いた場合、どのような弊害があるのかという
点。先輩の透析HPでも、長期間の低位のことには触れていないようで、やや困っています。そんなことをメールにて厚かま
しく問い合わせをいたしますと、「高カリウム血症は気にしなくてはならないようで、低リン血症は、ほとんど気にすることはな
い私なんぞは・・・。」という返信をいただき、ほっとしております。じっくり調べれば、どこぞに記述されてはいると思いますが、
知らないということは、怖いものです。
血液検査データ H23/9/26。
透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 54 12 Kt/v値は、1.72でした。
クレアチニン(〃) 10.07 2.88
この日、主治医の先生に、この先の透析のQBを少し
カリウム(mEq/l) 3.7 3.1 ずつ上げていく許可を頂きました。
カルシュム(mg/dl) 8.8 9.6
リン (〃)
3.2 1.8 透析条件等は、従前通りです。が、QBのみ260ml/分
尿酸
7.5 1.4 にしました。
i-PTH 105
アルブミン 3.7
ヘモグロビン(g/dl) 10.5
ヘマトクリット 32.0
このデータを見る限りさして問題はなさそうですが、アルブミン値が弱冠低めに出ており、通常は、3.8〜4.0を行ったり
来たりしていました。少しタンパク質の摂取が足りなかったかもしれません。また、今後少しずつQB(血液透析量)を上げて
いく許可をいただけましたので、病院内の食事に少しタンパク質を増やせませんかと相談しましたら、早速栄養指導の方が
みえ、ミルクを入れることになりました。そのミルクは、昔、戦後間もなくの頃の学校給食の脱脂粉乳ミルクよりはいいので
すが、今の学校給食の牛乳以下の感じがしましたので、申し訳ありませんが、別の方法をと無理を言いましたら、ヨーグルト
になりました。
また、リン吸着薬(チュアブル錠)は、朝のみ使用しての結果は、リン値(透析前) 3.2でしたので、今週から一切リン吸着
薬を使用しないで、どのような結果になるのか。試みています。
血液検査データ H23/10/12。
透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 46 11 Kt/v値は、1.59でした。
クレアチニン(〃) 8.85 2.62
透析条件等は、前回通りです。
カリウム(mEq/l) 4.4 3.3 只、今回の検査は、従前通りの月曜日ではありません。
カルシュム(mg/dl) 8.9 9.5 二日遅れの水曜日検査でした。( 月曜日が、休日扱いで
リン (〃)
4.1 2.1 あったため、遅れたようです。)
尿酸
6.9 1.1
ヘモグロビン(g/dl) 11.6
ヘマトクリット 35.0
今回のこの透析前BUN(尿素窒素)値は、QBを弱冠上げた効果なのだろうか。若しかすると、通常の検査日(透析が二日空
いた月曜日)ではなく、今回は水曜日(一日空いた透析)であったことが関係しているとも言えなくも無い。果たして、B2−MG値
にどのように表れてくるのか10月の二回目の血液検査で分かるのではないでしょうか。リンの値も、予想通りであり、6以上にな
らなければ、現状のままでいいのかと。これで、飲み薬は、血圧降下剤1種類(デオバン錠)のみ。これも、血管を丈夫にするた
めに飲んでいるだけで、血圧には、あまり作用はしていない筈。そう理解しています。 ( 血圧 最高 110〜130。最低 80
〜90台でほとんどかわりません。只、話をした直後では、かなり上がるようですが。)
血液検査データ H23/10/24。
透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 56 13 Kt/v値は、1.64でした。
クレアチニン(〃) 10.63 3.15
透析条件等は、前回通りです。
カリウム(mEq/l) 4.2 3.1
カルシュム(mg/dl) 8.8 9.5
リン (〃) 3.9 1.9
尿酸
9.0 1.4
B2ーMG 17.4 3.5 B2−MGの簡易除去率は、約79.9%でした。
i-PTH 84
アルブミン値 3.9
ヘモグロビン(g/dl) 11.0
ヘマトクリット 32.5
この数値を見る限り、リン吸着薬のチュアブル錠を全く使わなくても透析により適正に管理される事が分かりました。
B2−MG値も、除去率に大きな変化が無くても、透析前、後の値が、徐々にではあるが、下降していっているのでは
ないかと感じられます。( 詳しくは、拙稿 透析アミロイドーシスについて で、データを添えて記述しております。参照
して下さい。 )
また、アルブミン値も家でのタンパク質の摂取を多くし、病院内の食事にもヨーグルトを付け足して頂けたことにより
4.0に近づいたように思いました。
前回のBUN値は、一日空いた後の血液透析データであり、今回は、二日空いた後の血液検査データであるが故の
増加と考えます。旧来の月曜日透析後のデータと大差がないからです。
血液検査データ H23/11/7。 血液検査データ H23/11/21。
血液検査データ H23/12/5。
透析前 透析後 透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 56 14 尿素窒素 52 13
尿素窒素 64
16
クレアチニン(〃) 10.56 3.28
クレアチニン 11.01 3.32 クレアチニン
11.46
3.65
カリウム(mEq/l) 4.1 3.5 カリウム 4.1 3.3
カリウム 4.4
3.5
カルシュム(mg/dl) 8.7 10.1 カルシュウム 9.0 9.7
カルシュウム 8.8 10.2
リン (〃)
4.1 2.5 リン 4.3 2.5
リン 5.7 2.6
尿酸
8.5 1.5 尿酸 8.0 1.4
尿酸
8.9 1.7
アルブミン値
3.9
ヘモグロビン(g/dl) 11.2 ヘモグロビン 11.5 ヘモグロビン 11.0
ヘマトクリット 33.0 ヘマトクリット 34.2
ヘマトクリット
33.0
i-PTH 123
Kt/v値は、1.54でした。
Kt/v値は、1.61でした。 Kt/v値は、1.62でした。
透析条件等は、前回通りです。 QBのみ 265ml/分に変更し、後は 透析条件は、前回と同じ。
コメントは、特にありません。
従来通りです。
アルブミン値は、前月の後半のデータと同様であり、QBを5ml/分ですが当月の後半では、上げて透析をして頂きまし
たが、Kt/v値は、さほど変化はしませんでした。一度だけでは、何とも言いようがありませんので再度挑戦した結果を待ちたいと
思います。
この血液濾過透析では、どうしてもアルブミンが抜け易いように感じております。QBをどれ程まで上げても、アルブミン値に、
大きな影響を与えないのか、それを知りたいが為、ゆっくり慎重に進めて行こうと考えております。(H23/11/21についての記述)
前回より リンの値が高リン血症値に近くなってきている為、毎日曜日のみ三食後 リン吸着剤(チュアブル錠)を服用
すべき、担当ドクターに相談中。(H23/12/5についての記述)
平成23年12月中は、日曜日のみチュアブル錠を3食とも用いることとしました。その結果、透析前のリンの値は、4,0〜5、0
を推移しております。平成24年1月からは、チュアブル錠は、効きすぎるのと、錠剤の中に金属が含まれている事を知り、認可さ
れて間もない事もあり、長期間の試用後どのような結果がでるのか不明な点もあり、ホスブロック錠に変更を希望し、許可されま
した。それで、今後は、毎食1j錠ずつ食直前に飲んでいます。( H24/2月 P値 5.9に上がり、フォスブロック錠だけではリンの
値はコントロール出来ないことを知りました。直ぐに、日曜日のみチュアブル錠に変更いたしました。H24/2/6以降 )
平成24年1月中旬の金曜日、腹部CTを撮りました。その画像に、結石らしき陰が萎縮している腎臓にあり、合わせてのう胞も
見つかり、各務原の東海中央病院にて、再検査を受けましたが、腎臓で見つかった結石らしき陰は、腎動脈内の石灰化でありま
した。いよいよ恐れていた事が現実になってきたと感じました。
こうした血管の石灰化は、健常者の動脈硬化とは弱冠異なり、血管の中膜内に出来る石灰化であり、内膜にできるのとは、少
し違うようで、透析患者特有の現象かと思われます。詳しくは、血管の石灰化の恐怖と対策を参照してください。
こうした石灰化は、腎臓が尿タンパクを出すようになった頃から始まっているようで、リンの値、カルシュウムの値の積が55を
超えない事が大事で、リンの値も2,2〜5.4以内に抑える事が最も重要であるという。勿論高血圧は、もってのほかであるとい
う。
そして、高脂血症所謂コレステロールの過多も、石灰化の因子となりうるようであるとも聞いている。
透析患者の死亡の第一位は、心不全であり、心臓の血管の石灰化が、その因子でありましょう。透析病院の医師以外の医師
は、透析患者であると、血管の石灰化は、避ける事のできない症状と捉えている方ばかりのようでありました。
ただ、血管の石灰化への治療方法は、現在では、難しいようでありますが、研究してみえるドクター集団のHPを覗くと、近い
将来治療方法が出てくるような表現が、随所にみられ、心強い限りでは在ります。
血液検査データ H24/2/20。 血液検査データ H24/3/5
血液検査データ H24/3/26
血液検査データ
透析前 透析後 透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 69 16 尿素窒素 60 14 尿素窒素 58
14
クレアチニン(〃) 11.5 3.42
クレアチニン 12.44 3、42
クレアチニン 11.81
3.48
カリウム(mEq/l) 4.1 3.4 カリウム 4.2 3.1
カリウム
4.1
3.2
カルシュム(mg/dl) 9.0 9.7 カルシュウム 8.7 9.7
カルシュウム 8.9
10.1
リン (〃) 4.4 2.4 リン 4.7 2.0
リン 3.5
2.1
尿酸
8.7 1.6 尿酸 8.6 1.4 尿酸
8.9
1.6
アルブミン値
3.9 アルブミン値
3.9
ヘモグロビン(g/dl) 10.8 ヘモグロビン 10.2 ヘモグロビン
10.5
ヘマトクリット 32.2 ヘマトクリット 31.1
ヘマトクリット 31.4
i-PTH 84
i-PTH
101
B2−MG 19.7 3.8
血糖値 112
Kt/v値は、1.65でした。 Kt/v値 1.65
Kt/v値 1.63
QB 270 QD
600に近い 透析条件は、QBのみ 透析条件は、QBのみ275。
HDL 53 LDL 86
中性脂肪 116でした。 275に変更。 その他は、変更せず。
DWをH24/1月より 80.8Kgに変更。 DWより600g水分を残しました。
血圧も最高120台でした。
平成24年2月〜3月にかけての検査結果を見る限り、特に変わった事はないのではないかと。強いて言えば、カリウム
の管理に弱冠変動があり、リン吸着薬の使い方( 3月24日の夕食に大量の焼肉を思いのほか食した為、本来使わない
チュワブル錠を使用。)を変えたのが影響したのかも知れません。当然、月〜土曜日は、ホスブロック錠を用い、日曜日の
みチュワブル錠にしています。更に付け加えておけば、DW(現在 80.8Kgですが、月曜日は、どうしても透析が2日あくので
体重が増加し易く、(H24/3/26
透析前 83Kg 透析後 81.4Kg)本来なら除水は、2.2Kgと食事分(0.5Kg)+生理的食
塩水(0.3Kg)返しで併せて3Kgだった筈。この日の除水量は、実質1.6Kgであり、残しは、0.6Kgでありました。不思議な
のは、本来3Kgの除水でありますが、結局 3ー1.6=1.4残っている筈。実際は、1.4−0.6=0.8Kgが合いません。自
身で、透析後尿として放出したのは、150ml(約0.2Kg)程度。それでもまだ0.6Kgが、不明。やや気温も上がってきていま
すから、5時間透析で、ベットでは、薄い布団をかぶせていますから、自然と水分を放出したとしても 0.2Kgでしょう。まだ、0.
4Kgの所在が分かりかねます。透析機械は、きっかり働いているとすれば、何なのでしょうか。透析技師さんには、何故と問い
かけていますが・・・・・。
一つは、病院食の食事量(一応500gと勘案されているようですが・・・)が、いつもきっかり500gであったのかと言う事。ナー
スさん曰く。「病院食担当には、きちんとしてと言っていますが・・・。後はごにょごにょと・・・。」この辺りにあったのかも知れませ
ん。真相は、闇の中でしょう。
また、月が替わるごとに、QBを5ずつ上げて、B2−MG値がどのようになるのか確認しています。次の検査は、6月かと。
血液検査データ H24/4/9。 血液検査データ H24/5/7
血液検査データ H24/6/4
血液検査データ
透析前 透析後 透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 59 13 尿素窒素
60
14 尿素窒素 60
14
クレアチニン(〃)
11.27 3.24 クレアチニン 11.89 3.46 クレアチニン 12.98
3.59
カリウム(mEq/l)
4.1 3.1 カリウム 3.8 3.1
カリウム 4.1
3.3
カルシュム(mg/dl)
8.7 9.3 カルシュウム 8.5 9.5
カルシュウム 8.8 9.7
リン (〃) 4.0 2.2
リン 4.4 2.3
リン 5.0
2.3
尿酸
9.7 1.5 尿酸 9.2 1.6
尿酸 8.9
1.5
ヘモグロビン(g/dl)
10.2 ヘモグロビン
10.4
ヘモグロビン10.6
ヘマトクリット
30.3 ヘマトクリット 31.1
ヘマトクリット32.3
i-PTH
147
Kt/v値は、1.73でした。 Kt/v値
1.66
Kt/v値 1.70
QBのみ280に変更。
透析条件は前回と同じ。 QBのみ285に変更
今回よりダイアライザーが、ニプロ MFX-25s
ecoに変更。
平成24(2012)年5月7日の検査より、ダイアライザーが変更になり、血液濾過透析専用のダイアライザーになりまし
た。前回まで使っていた物とほとんど性能、材質等に変わりは無いとの説明でした。医療点数が格段に良くなるという触れ
こみのようでした。
そして、5月7日の血液検査にて、自費で α1−Mg(アルファ1マイクログロブリン)の透析前、後の数値を出していただきま
した。正確な除去率は、別の計算が必要なようですが、概ねの数値で十分でありますので、簡易な除去率を出してみました。
透析前 109.6mg/L 透析後 97.7mg/Lという結果でしたので、簡易な計算式は ( 109.6−97.7 )÷109.6≒
0.1085766 10.9% でした。確かに、β2−Mgよりは、簡易な除去率は、相当低いようです。
このα1−Mgは、透析にて除去しなければならない物質の内では、分子量が大きい方で、その近くに分子量が弱冠大き目
のアルブミンという物質があります。これは、人体に有用なたんぱく質でありますが、α1−Mgとの分離が出来ないようで、一
緒に除去されているようです。血液濾過透析では、残念ながら、アルブミンも弱冠抜ける傾向があるようです。
このアルブミンが、私の場合、5時間透析で、どれだけ抜けているのか知りたくて、自費にて検査をしてもらいました。
おそらく、血液透析でした場合は、アルブミンの抜けは、もっと少なく、もしかしたら、1%以下位かと推察いたします。
私のドライウエウトは、80.8Kg。血液は、概ね体重の13分の1程度とすれば、80.8÷13≒6.2L位でしょうか。
この血液中にアルブミンは、平成24(2012)年3月26日の検査では、3.9g/dlでありましたから、6.2L×10=
62dl 私の人体にあるアルブミン総量は、3.9×62=241.8gでしょうか。仮に1割除去されたとすると、24.2g
相当が、毎回の透析で体内から除去されている見当になりはすまいか。本当のところは、どうなのでしょう。
そうであるならば、α1−Mgは、今の所、確たる悪さを人体に与えてはいないようであります、それならば、ダイアライザー
製造メーカーにα1−Mgの除去率が、血液濾過透析専用ダイアライザーは、限りなく 0(ゼロ)になるような物へと製造を変
更するような働きかけができないものでしょうか。メーカーさんには、かなりの技術水準がおありになるように推察いたします。
是非是非そのような方向へと舵を切って頂けるよう節に願います。( 平成24年5月11日記述 )
血液検査データ H24/6/18。 血液検査データ H24/ 7/9
血液検査データ H24/7/23
血液検査データ
透析前 透析後 透析前 透析後 透析前 透析後
尿素窒素(mg/dl) 61
13 尿素窒素 57 15
尿素窒素 41
11
クレアチニン(〃) 11.88 3.35
クレアチニン 11.27
3.7 クレアチニン 11.11
3.39
カリウム(mEq/l) 4.0
3.1 カリウム 4.3 3.2
カリウム
4.4
3.4
カルシュム(mg/dl) 8.9
9.2 カルシュウム 9.1 9.7 カルシュウム
8.4
9.7
リン (〃) 4.0 2.0
リン 3.6 2.2 リン 4.8
2.6
尿酸 8.8 1.4
尿酸 8.4 1.6 尿酸 8.5
1.5
β2−MG 20.7
4.7
ヘモグロビン(g/dl)
10.9 ヘモグロビン
10.5
ヘモグロビン 11.0
ヘマトクリット 33.0
ヘマトクリット 32.1
ヘマトクリット 33.1
血糖値 116
血糖値 110
i-PTH
95 i-PTH 103
i-PTH 123
アルブミン値 3.8 4.0
アルブミン値
3.7
4.2
Kt/v値 1.75 Kt/v値 1.53 Kt/v値
1.73
今回は、血液透析にて
HDF透析 QB 290 QD600
前回とまったく同じ条件
ダイアライザーは、ニプロ PES-25SEαに変更 ダイアライザー ニプロ MFX-25s
eco ただし、補液のみ8リットル/時
それ以外は、前回と同様。
針 16G 5時間透析 補液 10リットル に変更
/時のまま
H24/6/18の検査は、前回までのオンラインHDF(血液濾過透析)ではなく、血液透析での透析を実施して頂きました。
QB 285、QD
限りなく600に近い値での透析であり、この条件は、前回までと同様であります。β2−MGの簡易除去率は、
(20.7−4.7)÷20.7≒ 0.773 約77、3%でありました。過去のオンラインHDF 5時間透析に於けるβ2−MGの簡易
除去率は、78,3〜82.8%であり、若干血液透析の方が、除去率は落ちるのかなという印象であります。が、以前の透析病
院で行いました4時間透析の簡易除去率よりは、5時間透析ですので、かなり差が出ており、HDF透析にも引けを取っておらな
い数値でありましょう。差は、縮まっているのかなとは思います。(あくまで、1回のみでの検査データ比較であります。)
また、アルブミン値でありますが、透析後にやや上昇しているのであり、それほどというか、ほとんど透析にては、除去されて
いないと判断できましょうか。再度、今度は、昼食を透析中に食べない時のアルブミンの前後値も必要かなとは思いました。
Kt/v値は、血液透析でしたので、オンラインHDFよりかなり高い値を想定しておりましたが、想定は、2.0でした。しかし、数値
は、1.75と思っていたよりは、低位でしたが、この1.75は、過去の数値をすべて超えた値でありました。( 平成24年6月26
日記述 )
平成24年7月9日の検査データでは、極端なKt/v値の減少があり、某HDFクリニックの院長先生に不躾なメールをしたにも
関わらず、ご丁寧な返信メールにて、説明があり、納得いたしました。そこの医院では、DW 50Kgの男女共に、QB 400で
回してみえるとの事。私の場合、DW 80Kgでは、適切な透析として(理想としては)QB 400〜500.透析時間は、6〜7時
間とのご指摘を受けました。私信でありましたので、このようなHP上に記載していいかとも思いましたが、氏名、病院名を出して
いませんので、お許し願えるのではと考え、敢えて記述いたしました。再々度への返信メールを出しませんでしたが、紙上にて
お礼申し上げます。
7月23日の検査では、オンラインHDFでのアルブミンが、どの程度透析にて減少するのかという点を確かめたくて前後の値
を調べて頂きました。結果、まったくと言っていいほどアルブミンの減少はなく、むしろ、私自身まだ、尿が、一日あたり 500ml
前後でておりますので、そちらからの減少の方が大きいと言わざるを得ない結果でありました。これで、心置きなく QB値を上
げる事ができるというものです。
そして、ご指摘の補液量を1時間辺り 何故、6まで落とすのかは、その趣旨が今いちよく分からないでいます。当然 補液量
を少なくする事は、B2−MG除去率の低下が起こることは必定。そのことよりも、Kt/v値を上げる事の方が、長い目でみて、有
効と考えてみえるのでしょうか。その辺りを、今度ご教示頂いた名古屋市で早くから高いQB値での透析をされている病院を見
学させて頂いたおり、尋ねてみようと思っています。( 平成24年7月29日 記述 )
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