テタニー(しびれ・痙攣等)現象の発現について

       1.はじめに
          自律神経が正常に働く非糖尿病性透析患者の場合、透析中徐水過多である時、時として下肢の痙攣(こむらがえし)や、声枯れ等を発症
         する事があるようです。体内血液量(循環血液量)の減少が多くなり、生命維持の為、優先的に脳・肺に血液を回し、さして当面不必要な部
         分(下肢・喉等の毛細血管次に腎臓)への血液量を減らす事をする為、上記のような現象を発症する。

          生命維持に特化する為でしょう。
          しかし、平成29(2017)年の初夏頃でしょうか、不意にシャントのある左手 親指が、新聞を読んでいた時に硬直し、人さし指方向で、固ま
         る現象が起きました。親指を右手を使って人差し指から離しますと自然に治癒しました。それが1回起こりました。何だろうと思い先達にお聞き
         しますと「テタニー」だと教えられた。それ以後は、起こっていませんが、平成29(2017)10月6日(金)の透析直前に起こりそうになりました。
          夏ごろ当院ナースさんに「テタニー」をご存じかとお聞きしますとご存じなかったようで、早速調べて教えて頂けた。こむらがえしとは若干違っ
         ていた。体内の血液が、低Ca血しょうの場合に起こりやすいと。確か今年の6か7月頃にお聞きしたかと。低Ca血しょうでも血液中のCa値が、
         4mg/dL以下で起こるとか。私は、低い時でも8.3.通常は、8.8〜10.0の範囲内の数値。まず考えられない。

          話は変わりますが、現透析病院の前の透析病院では、ご老体でありましたが、ちょくちょく話をする間柄で、「唇がしびれて、べろもしびれるよ
         うになっている。」と話されていた。その当時は、私も病院任せの透析患者でありましたから、よく分からないままに、「ナースさんに話したら。」と
         いうしかなかった。その後、姿を見なくなってしまった。

          今ならもっと違った事を言えただろうにと思っています。

      2.テタニー発症の原因?
                   インターネット上では、さまざまな解説があります。
         参考までに、https://search.yahoo.co.jp/image/search?p=%E3%83%86%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%BC+%E6%89%8B&rkf=2&ei=UTF-8&b=21&atview=1
        の一例をあげておきます。テタニー症状の実際の写真等もあり、参考になりましょうか。
         上記の一例からは、原因は、多岐にわたるようです。
         多岐にわたる要因を分類すると、整形的な要因もあれば、内分泌的な要因・脳神経的な要因・脳以外の神経系の要因と多岐にわたっているようです。

         さて、私のテタニーは、どの分類に該当するのでしょうか。
         透析導入以前には、首のぎっくりでしょうか、頚椎関係で整形外科にお世話になり、ステロイド剤の注射により治まり、それ以後は発症しておりません。
         多少頚椎的な要素を疑いますが、それ以後発症していませんから、今回は、除外しておきます。

         透析を受けていますから、内分泌的な体内バランスは多少崩れていましょうか。
         内分泌的な要因には、糖尿病性ニューロパチー・ビタミンB1欠乏症・副甲状腺や甲状腺の病気があげられていた。私は、糖尿病ではありませんから、
        除外。とすれば、ビタミンB1欠乏症乃至は副甲状腺や甲状腺の病気に関わっているのでしょうか。ビタミンB1については、検査しておりませんから、不明。
        副甲状腺については、H29・9月時点では、線種の疑い。(線種は、H26年以前には、無かった。)甲状腺には、良性の甲状腺腫瘍とのう胞2ヶ所がある事
       は間違いのない事柄。甲状腺腫瘍は、いつ頃からは、不明。当院では、毎年甲状腺エコーをしていますから、或いは、H29年になってから発症した可能性も
       ありましょうか。とすれば、テタニー発症と機を同じにしているとも取れそうです。

         当院の透析スタッフさんからも、ビタミンDの欠乏でも起こる可能性があると教示されている。確かにH29/9月時点で、数値は、10.6ng/mL 基準値下
       限の数値の半分以下。欠乏乃至は不足の領域に入りましょうか。

         テタニーは、頻発しているのではなく、2〜3ヶ月に1回発症するかしないかのようであり、現在までに1回弱発症、親指が、内側に伸びて固まる助産婦手位
       でありました。親指を外側に引っ張ると、直ぐに治まります。(この当時の血液Ca濃度は、透析前 9台でしたから低Ca血症では無かった。)

         起こり始めたのは、H29年の初夏ころが、最初、次いでつい最近の10月に新聞を読んでいた時起こりました。計2回。ビタミンDであれば、現在D剤を25
       μg/日継続中。2ヶ月強飲んで、約0.4ng/mL 体内でのビタミンD(25OHD)は、上昇。血液中のビタミンD濃度と体内に貯蔵されているビタミンD含有量は
       若干違うのだろうと推測していますが・・・・。それ以後平成29年末までは起こっておりません。<平成30年7月上旬の25(OH)ビタミンDの体内濃度は、28ng/mL
               十分過ぎる範囲まで上昇。現在は、ビタミンD3錠剤は、Drの指示で、週 3回(透析日)のみ服用。>
       
       付記 1
        テタニー発症には、「低カルシウム血症によるテタニーなどの症状に注意を払っていただくことが大切」とか述べてみえる某Drの言葉。参考になりました。
        (  http://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/useful/doctorsalon/upload_docs/150359-1-15.pdf からの引用 ) 

       付記 2
         テタニーとは、「血液中のカルシウムやマグネシウムの減少(低カルシウム血症・低マグネシウム血症)によって起こる。 軽症のものでは口周囲や指先のしびれ・
        ピリピリ感などの知覚異常が出現し、症状が強くなると手足の筋に強い拘縮が起こり、手足の屈曲が数分間持続する。別名 こむら返り 筋肉の痙攣とも言う。
        重症の場合は、喉頭筋、呼吸筋、全身の筋にまで及ぶ。」とか。
                 ( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%BC 最終更新 2017年1月29日 (日) 09:13 より引用)
         * やや解説が、ずれているように思えますが・・・。一応参考までに。 激しい運動後とか、体内水分量の年齢に応じた基準量より低下させた場合に起こり易いの
          が、通称 こむら返りと思っていますが・・・。

                      平成30年8月30日(木)数度のテタニー。朝早く2時間強の畑仕事で大量の汗をかき、その後発症。直ぐに治まりますからたいした事はありません。やはり、
         夏場に私の場合は、起こり易いようですから体内の水分調整がうまくいかず発症している可能性が高いかもしれません。ビタミンDは、基準値以上、9月には、
         血液検査がありますから、Ca値が関わっているかどうかは判定できましょうか。*

               


       

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